『ミステリと言う勿れ』episode.2.5 前編

まあそうくるだろうなとは思ってましたが、ここにも風呂光いるんかい・・・。
そこいらへん考えたら負けだと思ってるんでスルーしようとは思ったもののやっぱり一応突っ込んでおくけど、今回の話の舞台どこよ?。
原作は横浜だけどドラマ版は明確に「どこ」という説明はなかったような気がするんで東京都内のどこかの署の管轄での事件だとして、3件もの連続殺人事件が起きている署からの応援要請に刑事一人しか出さない、それも殺人事件の捜査経験などほぼない人間を行かせるという不自然すぎる状況をわざわざ作ってまで風呂光を関わらせる理由がわたしにはわからんです。

またもや原作にいるキャラを外してその役目をそっくり風呂光にスライドさせたどころか原作では「名物刑事・備前島警部」が見つけた『名前に十が入ってる』という羽喰玄斗・十斗が被害者を選んでいる理由についても風呂光に閃かせちゃったことで、その直前にカジノに単身で出向いて怒られるという失敗があって猫田さんから「お客様体質とはなんぞや」のアドバイスを貰っているにも関わらず備前島警部に報告せず単身猫田さんを追って「お客様体質」を体現してみせるというドポンコツ女であることが証明されてしまってんだけど。

最寄りの交番から警官を向かわせたとしても辻が猫田さんを刺すのには間に合わなかったかもしれないけど、名前に閃き辻が犯人だと気づいた時点で警部に連絡を入れていれば辻が着替えて十斗になってる間に駆けつけることはできただろうから少なくとも猫田さんの容体はずっとマシな状態であったはずだよね。
(自分の所属してる署ではないにも関わらず)柔道場で練習してるシーンなんてものが挿入されていたから、十斗に背負い投げでもキメるのかと思いきやどうしよどうしよってオロオロして泣いてるだけだし、風呂光無能以外のナニモノでもないだろ。

風呂光無能ってだけならまだしも、原作では辻からもう一度会えないかという連絡を猫田さんが受けるのは他に刑事がいる中でだし、コンビ組んでる後輩刑事にあとを追ってこさせるようにと同僚に言伝し、備前島警部からお客様体質について釘を刺されつつ寄木ミュージアムに出かけ(この時点で辻が犯人だとは猫田さんも備前島警部も思ってない)、ミュージアムに着いたところで警部にその旨を連絡してるわけで(遅れて追いかけてきた後輩刑事がお客様体質の話を思い出して警部に助けを求めるし)、それを風呂光にだけ行き先をちょろっと伝えて単身で出向き、風呂光もまた誰にも報告せずに単身向かったことで猫田さんまでもが“単身行動とって刺される”というアホみたいな状況に改変されちゃってることが腹立たしい。ビジュアルは原作の猫田さんとは違うし、ホームレスとの交流描写も必要最小限だったけど、それでもドラマ版猫田さんが素敵であるだけにほんと腹立たしいわ。

しかもこれ時系列的にはバスジャック事件のあと、爆弾魔の三船の事件の間の出来事ということになるわけで、こんな経験をしたすぐあとで深夜の3時に病院に出向いて久能さんが女性と会ってるところを見てしまってショックを受けることになるわけですよね?。久能さんにクリスマスプレゼント買っちゃったりするわけですよね?。どうなのコレ。


十斗にしちゃデカすぎだろ!声のまえに身長で男だってバレるわ!とは思ったもののマスク姿の「目」がとても良い北村匠海の十斗は引き続き次回が楽しみですが、ディーラーとしてカジノに潜入する甲矢は我慢するにしても「ウッカリ」指紋つけちゃったことに気づいて「あーっ」って頭抱えるガロに「多少抜けてるくらいのほうが おまえはかわいいけどな」と言う甲矢は欲しかったです。欲しかったです!!!。