『逃亡医F』最終話

正直に言いますが、今期一番楽しんでいたのはこのドラマでした(封刃師は別枠な。あれはオブザイヤーレベルの傑作なので)。
なので今終わってしまってさびしい。逃亡医やってたときがピークでフジキング(と拓兄さん)が攻めに転じてからはまあよくある感じの日テレドラマになっちゃったし全話見終えてもとくにこれといった感想はないんだけどw(最終回でフジキングと拓兄さんが佐々木に呼び出されて会いに行った場所がやけに凝ったロケーションで「これが令和の崖か・・・」などと思ったりしましたがw)、とにかく終わってしまってさびしいです。

わたし成田凌が苦手なんですよね。あと森七奈もどちらかといえば苦手だし、役者としての松岡昌宏もそんなに好きではないし前田敦子は言わずもがな。マジでなんで見たのオマエ?と自分でも思うわけですが、この作品に限ってそれぞれ(の役)みんな好き。最終回で大勢のスタッフに囲まれ正式な手術をするフジキングに至っては術着に着替えてオペ室に入ってきた瞬間「カッコいい」とすら思ってしまいましたからね。いちばんすきなのは筋川だけど(最終回でようやっと役名を覚えましたw)。

都波教授は勿論長谷川の「死」に対して佐々木やフェロー女がどれほどの罪になるのか(立件できる証拠がどれほどあるのか)わからないし、そのドタバタを見越してなのか(それすら計画のうちだったのか)棚ボタなのかハッキリしないけど奪った薬をフジキングの血液付きで売っぱらった烏丸大勝利!という結末も薬に副作用があるとわかったことで逆に訴えられることになるかもしれないし、それ以前に鶏ガラ男を殺したことで足がつくかもしれないよねという余白込みで楽しめたし、拓兄さんと美香子センパイのハグは胸アツだったし楽しい記憶が引き出しにしまわれたままで思い出せなくなったとしても“今”笑い合ってる藤木と妙子が幸せならばそれでヨシと思えるとか、1話当時はまさかこんな気持ちで見終えることになろうとは一ミリも思わなかったもんね。トンチキマジックおそるべし(なので1クールに1トンチキ(もしくは1トンデモ)は欲しいところ)。