『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン2話「おおもも、こもも」

1話は黄、2話は桃と、全員揃うまでは毎回の「視点(語り部)」が変わるスタイルなのかと思ったけど、ずっと「黄色が主人公」でいくのかな。それはまあ時代の流れ的な意味でアプローチの仕方としてアリかなとは思うんだけど、ゼンカイジャーのあとだもんで独り言とか心の声とか「会話」以外の拙さが結構キツイな・・・。
それは全体のノリもそうで、キラメイジャーの次がこれだったら素直に「異色作」として(様子を)見ることができたんじゃないかと思うけど、思いっきりネタに走りながらも1話単体でちゃんと物語としてのオチがついてたゼンカイジャーのあとだと思うと、まだ始まったばかりであることを差し引いてもあまりにもわからなすぎてこれまたキツイなとなってしまう。
そこに桃井タロウのバカ正直ジャンケンを利用しておかずを巻き上げる先輩たちとか会議でいびられ馬鹿にされる雉野つよしという実に井上敏樹らしい胸糞描写が加わるわけで、今年は無理かも感がさらに増したわ・・・。ライダーならともかく戦隊でこの胸糞が1年続くとしたら厳しいよ・・・。

キジブラザーとイヌブラザー本来のサイズでの能力というか戦い方を(アバターとはいえ何故かたや220センチかたや100センチであるのかを)見せる前に、アバターチェンジで通常サイズになっちゃうのもなにがしたいのか(素体をなぜそんなサイズにしたのか)わからないし、リュウソウピンクになったキジがスカートを見て「なんで(女子が履く)スカート!?」みたいなことを言ってたのもわざわざ「ピンクが男性」にしたのはおまえらだろうに何言ってんだ?ってな話だし、全体的になんかズレてんだよな。桃井タロウの職場の68歳女性が毎日(なのかはわからないけど)職場の男性従業員たちに弁当作って持ってくるってのも引っかかるっちゃ引っかかるし。

ていうか一番期待できるかなと思ってた青の猿が金がないのに喫茶店で飲み食いして「代金として俳句を詠む」などという奇行をするような人間であったことにわりとダメージ受けてます。残りの黒の犬は濡れ衣とは言え指名手配犯みたいだし、もう一度言うけどライダーならともかく戦隊だとこれはさすがにキツイ。