『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン49話「さいごのおもいで」

かつて「幸せがわからない」と言っていた桃井タロウはここまでの48話を経て少しだけ幸せがわかるようになっていた。
タロウの幸せとは「わかった!私達と一緒にいることでしょ!」とはるかに言われ、それを否定しようとしてぶっ倒れる。
雉野がタロウの脈を確認するが「脈がありません」
ヤッター!タロウが死んだー!!

やだちょっと泣いちゃう・・・・・・!こんなの泣いちゃうよ・・・・・・!。


ミスをしないマスターがタロウの誕生日を“勘違い”したのは、タロウの身に起きてる“異変”に気づいてる(その理由を知っている)からだと思うけど、今はただお誕生日会に誰も来てくれなかったタロウ少年の誕生日を今ではこんなにたくさんのお供達が祝ってくれていること、その喜びだけを胸に最終回を迎えたい。


とは言えタロウの声掛けで全員集合したものの、連載が決まったはるかとソノザは漫画を描きに行き、雉野はみほちゃんが獣人であったことを受け入れ思い出いっぱいの部屋を引き払う準備に向かい、それを心配した犬塚が雉野を追い、そんな翼を追いかけるストーカーソノニはいいんだけど、「今日は俳句日和だ」と言って一人フラっと歩き去る最後までまっっっっっっったく変わらない猿原ってスゴイよな。
残されたジロウはソノイに改めて握手の手を伸ばし、ジロウと握手を交わしながら「変わった」ことを実感するソノイがいて、そんな二人はタロウに「勝負」を挑むことを諦めていないと、1年の時間をかけて紡がれ結ばれた「関係性」があちこちに存在しているというのに、猿原だけは最初から最後までずっと俳句を詠んでるだけだった。
長い戦隊の歴史のなかでこれほどまでに1年間なにも変わらなかったキャラは初めてではなかろうか。それでしっかりと存在感を示し続けたってすごくないか?。
と思ったことは書き残しておきたい。