『ドクターホワイト』第8話

よく「〇〇さんが可愛ければ・かっこよければそれでいい」ってな表現を見るし、わたしも使うけど、わたしの場合はいい意味では使ってないんですよね。
わたしが連続ドラマをオタクに近いレベルで視聴してるのはある程度の期間を使って連続的に描かれる物語を楽しみたいからであって、その物語に好きな役者がいればその人目当てに最後まで見続けることはあっても役者を見られればそれでいいってのはつまり「物語」は楽しめないってことなんで。

で、このドラマはまさに「浜辺美波ちゃんが可愛ければそれでいい」んですけど、でも今回ばかりは『いい意味で』なんだよな。
浜辺ちゃんの可愛さがすべてというか、浜辺ちゃんの可愛さを撮るための作品であることが明確だから。
今回は石坂浩二が演じる院長と小手伸也が演じる真壁先生のガッツリメイン回だったもんで(浜辺ちゃんの)演技力という面では物足りなさが目立ってしまったけど、だからこそ浜辺美波の可愛さがこれまで以上に際立っていて、マジで浜辺ちゃんが可愛いからヨシ!としか思わなかったもん。もう一度言うけどいい意味でね。

加えて石坂浩二の「死」の演技と白夜との「簡単に言うな」論争を経ての真壁先生の復活は見ごたえがあったし(回想シーンの髪型も違う意味で見ごたえありましたw)、父親の死に立ち会うことができず病院の外で見送る(謝る)ことしかできない毎熊お兄ちゃんもよかったし(ていうか高森総合病院ってこんなにデカかったんですねw)、今回は物語としても楽しめました。
白夜の血液がどーのこーのってのはやっぱり興味がわかないけどさ。

興味がわかないといいつつ書くけど、白夜が世界に数十人しかいない希少血液ってな話だけど具体的にその希少血液でなにができると言うのだろうか。全ての血液型に輸血可能な血液らしいけど、それこそボンベイタイプの人なんかにとっては白夜の血液が貴重であることはわかるけど、であればむしろ白夜のような人間はできるだけ長く生かそうとするもんじゃないの?。
それがなんで「次の誕生日までは生きられない」などと思い込まされているのか、なぜ毎熊お兄ちゃんが「命を狙われている」なんて話になるのかわからん。

石橋凌が、もしくは石橋凌の家族とか関係者が珍しい血液型の持ち主で大量の輸血を行う必要がある手術を控えてる・・・なんて事情だとしても、リスト化して国が管理してるぐらいだしRHNULLの持ち主はある程度特定できているのでしょうから、必要な血液を採取させてもらえばいいだけだと思うのよね。対価として法外な謝礼を払いますとでも言えば健康な人間であればOKしてくれるだろ。
血液ビジネスを目論んでるのだとしても、研究素体にするとしても血液を採取し続けるにしても生かしておくことはあってもその逆はないだろうとしか思えない。

それこそ白夜はRHNULLの持ち主である「元祖白夜」から作り出されたクローンで、クローンであるがゆえに二十歳までは生きられないとかで現在十九歳の白夜は次の誕生日を迎えることはないとかさ、そういうことなら白夜の発言はわからんでもないけど、でもだとしたら白夜を逃がして将貴に託した毎熊お兄ちゃんは何考えてんだ?ってことになっちゃうよな。託されたってできることはなにもないもん。

って書いたところで思いついたけど、クローンとしてつくられた白夜は1年以内に「商品」として出荷される予定だとか?。それなら白夜の発言も毎熊お兄ちゃんの行動も説明はつくか。居場所はわかってるんだから白夜を強引にでも捕まえて出荷日まで監禁すればいいだろうにそうしないのは白夜になにかあったら知ってることを暴露すると毎熊お兄ちゃんに脅されてるから、とかね。

ってこれだけ書いておいて何言ってんだと思われるかもしれませんが、マジで興味はないですw。