『妖怪シェアハウス』第3話

シェアハウスでの立ち居振る舞いを見る限り、無口で無骨な男っぽい酒呑童子が「合コン」するってところにどんな物語を用意するのかと思いきや、そこは「合コンしてました」ってだけでその理由とか完全にスルーであったことに戸惑ってしまい気持ち的に乗り遅れたところは無きにしも非ずでしたが、やっぱり毎熊さんは3人と比べると特にコメディ演技がまだまだまだまだだなーということが明確にわかるメイン回でした。

こんなビジュアルなのにモテオーラを出せちゃうあたり、恋つづの来生先生はまぐれじゃなかったというか、そういう属性の役者であることを証明してくれたことは収穫だけど、前回のお菊ちゃんがキャラとしてパンチ効いてたこともあって酒呑童子のキャラに物足りなさが残った(だから合コン話をもうちょい掘り下げるべきだったよー)。
澪の友達が酒呑童子に惚れちゃうと思ったら先輩の方だったのはちょっと意表を突かれて面白かったけど(そして結構酷いこと言われてるのにむしろときめく先輩の気持ちもわかりますw)。

お岩さんと座敷わらしの「澪の友達評」、わたしも2人の見方に同意する感じだったんで(可哀想な女性には無条件で同情するのかと思いきや、庇護欲がバーニンするのは基本澪に対してだけでその友達にはかなり辛辣目線のお岩さん好きだわー)、結局「いい子」で終わってしまったのもガッカリ。前回のカリスマ編集者への仕置きと社会的制裁に対し、女を食い物にするガチの犯罪者である今回の詐欺グループへのソレがぬるいというか中途半端だったのはドラマとしての「本命」が澪の友達が性悪であることのほうだからだと思ったんだけどな。松田るかなら上手いこと「本性」を見せられるだろうに。