『ケイ×ヤク』第8話

三人で温泉に行きたいなどと思いっきりフラグ立ててるんで莉音が「そうなる」であろうことは予想できたというか、まあ「わかってた」ことではありますが、死に方がしょーもなさすぎて今回ばかりはおまけを楽しむ気になれませんでした。

銃を持った相手を索敵してるというのに身を隠すものもない広い空間の真ん中に身を置いてあたりを見回してる時点で「アレ?」と思ったんだけど、同じことを“素人”である獅郎もやってて「危ない!」ってんで庇って撃たれるための前フリ的な、そういうことなんだろうと見てたらあれだけ強かった敵方の女がアッサリ拘束された挙句捨て駒にされそうだってんで庇って撃たれるってなんでそうなるんだよと。
自分の命と引き換えに「情報」を得られるなら構わないという覚悟のことかと思いきや「生きて罪を償え」とか言ってるし、獅郎か一狼を庇って姉貴・先輩が死んだとなると庇われた方の精神崩壊するだろうからそれはナシとしても、庇うのは“その女”じゃねーだろと。いや、庇うならもっと女VS莉音の戦いをガッツリ描いてその中でなにがしかの“繋がり”を芽生えさせたうえでのことだろうに、なんだこのクソ展開。

ついでに言うと獅郎と総理がこのタイミングでサシで話をするというのに“総理が獅郎に手を引けといい獅郎が断った”ってだけで、ここで何がしかの証言を引き出すことができないとか獅郎が「コイツ、使えなくないか?」という感じになっちゃってんだけど。
それを言うなら匡を囲うための作戦なのに銃構えてるだけで(ガン無視されてる状態で)林と匡で話進められて結局匡を奪われた一狼も。

と思いながら公式の次回予告を確認したら「莉音が撃たれてしまった」としか書かれてなかったんだけど、莉音さん死にはしなかったんですね。ならまあいいか。ここで莉音を事実上リタイアさせる意味はわからんけど(ここからクライマックスに向けて一狼と獅郎の「2人」にしたいってことなんだろうけどさ)(お互いを「独りでも平気、さびしくないって顔してるくせに案外甘えたがり」だと思ってる一狼と獅郎ってのはとても良い描写であった。この作品はこの程度でいいとわたしは思う)。

しかし『J』なる人物が中盤あたりからチラチラ顔見せしてた林と名乗る三浦誠己であることが確定しましたが、どうみても平田満のほうが「怖い」ので格落ち感が否めず。