『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』第3話

凛々子と根津のラッキースケベならぬハプニングドキドキがなかったことと、同じ「凛々子の取材に同行するお当番のひと以外はなにもしない」スタイルではあるもののそのお当番が野間口さんであったせいか、1.2話と比べたらまだ楽しめたかな。野間口さんのカラオケというサービスもあったし。

事実を突き止め「書く」という行為が結果として救いや希望に繋がるのがこれまでは取材対象者であったものが今回は野間口さん演じるカバさん自身(もちろん取材対象者も救われる)(でもAOIとして顔出しライブやった青野郁なる人物の人生はどうなってしまうんだろうね。1.2話ではでっち上げツイートも嘘不倫も取材対象者自らの意思でやったことだから批判されても自業自得という側面はあるし、そのうえで当人たちにとっては気持ちが軽くなる結果に終わったけど、今回はレコード会社の戦略としてこういう売り方をされたというだけでそこに本人の意思がそこまで大きなウェイトを占めているとは思えないから、カンフルNEWSの記事によって“他人の曲・歌唱を自分が制作したと偽ってデビューしようとした”というレッテルを貼られる人生を送るのかと思うと気の毒)なので連ドラのなかの1エピソードとして意味があるし、息子の存在をフォローやいいねで「見せる」ってのもこのドラマらしい描写で、今回はなかなかよかったとわたしは思う。

で、エース記者であり、凛々子に入社を決意させたほどのカバさんが「気持ちの糸が切れてしまった」のは妻に逃げられたからってことなの?。
凛々子が感銘を受けた万引き冤罪事件の真相を暴いた記事とカバさんの現状は無関係なの?。
貴美子とカバさんが旧知の間柄だということが明らかになったけど、しばらく足が遠のいていたことに理由はあるの?。
(カバさんが書いた記事の「有名女優」が貴美子か?と思いかけたけど、だとしたら根津が気づきそうなものだから違うかな。とするとバイトのピンク頭が万引き冤罪少年か?)

と、カバさんの事情について一気に興味がわいてきたけど、でもそこいらへんをちゃんと描いてくれるとは思えないんだよな・・・。
凛々子が笹目に監視されていることに気づいた(気づいていることを笹目に明かした)ことで縦軸にも興味は出てきたけど、今のところは笹目も仁和も凛々子だけとの繋がりしか見えず、編集部員たちの事情がそこに繋がってくるという感じもしないし(そういう作りなら今回のカバさん話にそれっぽいフックを入れるだろうから)、気持ち的にはまだノレない。


というわけで、わたしも安藤政信に手招きされて「お前は俺の犬だ」(意訳)と言われて肩に手を置かれたい。犬と呼ばれたいっ!!。