『ファイトソング』第2話

とんちゃんクズ野郎かと思ったらいい奴じゃん!。
まみーぬ春樹をATM扱いする寄生虫野郎だと思ってたけど、お品書き作って居酒屋ごっこして、春樹に対する伊達さんの様子をニヤニヤ見てるとんちゃんはこれ悪いヤツじゃないでしょう!。
いや他人の金で高級食材を買って作った料理のみならず酒まで代金徴収するクズではありますが。酒も春樹の金で買いそろえたんだろうに料理代はともかくなんでお前が酒代懐に入れんねんwってな話ですがw。
でもこれあれでしょ?春樹が心配だからごはん作ったり様子を見にきたりする理由として「金ちょうだい」って言ってんでしょ?。春樹から巻き上げた金は全部手つかずで取ってあって春樹が金を必要としたときに「ほらよ」なんつって札束渡したりするんでしょ?。なんだよもう本性見せんのはえーよとんちゃん!!。

初回を見て同じ岡田作品である「姉ちゃんの恋人」に似てると感じて、とんちゃん演じる春樹のバンド仲間・烏丸の存在、具体的にはこいつが春樹に向ける「悪意」が姉ちゃんの恋人で林遣都の周りにあるソレと同質に思えるってのがその理由のひとつでしたが、2話にしてそこが解消されたら姉ちゃんの恋人に似てるな感が一気になくなった。

おかげで始終ニヤニヤしっぱなし。ていうかわたしラブコメ嫌いだと思ってたんだけどもしかして別にそうでもないのか?。
ガッキーと源ちゃんとか多部ちゃんと南朋さんとかそういえばニヤニヤしながら見てたし、両者ともに好きな役者であればラブコメも楽しいのかもしれない・・・?

だってもうこのくだり!

「「あの」」
「「えっと」」
(春樹がおさきにどうぞの手振り)
「え?」
(春樹がさらにもう一度おさきにどうぞ手振り)←口に出して言えよw
「私・・・私やっぱり、つきあいます」
「・・・・・・え?」
「そうします」
「・・・えっと・・・・・・俺と?」
「はい」
「・・・いいの?」
「はい」
「・・・・・・わあ」

ってこれ!いちいち挟まれる春樹の「・・・」←この間を重ねたところでの「・・・・・・わあ」ってこれ!
この「わあ」が最高すぎて、間宮おまえ・・・間宮・・・・・・間宮まじでおまえさあ!! みたいな感じで気持ちは床ゴロでしたもん。

その直後に風磨の慎吾が会社の問い合わせフォーム使って送られた春樹から花枝宛のメールを読んじゃって、動揺してたら目の前に春樹がいて、なんでいるのかと思ったらおめかしした花枝がやってきて「付き合うことになったから。これからデート行ってくる」って言われちゃってなんだよそれ・・・ってなるこの見事なまでのトンビに油揚げを攫われるっぷりにニヤニヤするしかないわよこんなの!。
この先春樹とケンカしたとか伊達さんとの関係を誤解したとかして情緒不安定になった花枝に「俺じゃダメか」って言う慎吾が今から楽しみすぎるぞこんにゃろめー!


とニヤニヤニヤニヤしてたのに「前フリもなく唐突に倒れる花枝」で真顔に。

そうだこれ、空手の大会で優勝して強化選手になれるとなった直後に交通事故に遭って、耳が聴こえなくなるかもしれない主人公の話だったわ・・・。
最初に「つきあってください」と言われたときは交際を断るどころか人間性を全否定する勢いでズッパリ斬り捨てたというのに「やっぱりつきあいます」と言ったのは医者から「耳が聴こえなくなる前に思い出作っとけ」と言われたからだったわ・・・(じゅんさんが演じてる役にこんなこと言いたくないけど、そんなこと言う医者は信用ならんし自分のこと「お兄さん」と言うとか人としても気持ちが悪いんですけど)。

交通事故で(精密検査して腫瘍が見つかったから)空手を辞めることになったのはなにもない状態から始めるためだし、耳が聴こえなくなるかもしれないのもミュージシャンと恋をするための設定ってだけで別に「不幸」や「病」と戦う物語ではないだろうし、前に進めない、進みたくても進み方がわからない二人が出会って一緒にまずは右足つぎは左足と一歩ずつ歩く様を見守るドラマだとは思ってるけど、2話で早くもあんな倒れ方するとなるとラブコメやってる場合じゃねーだろ病院行け病院に!と毎回突っ込む羽目になりそうで。