『機界戦隊ゼンカイジャー』第36カイ!「ビックリどっきり大ユーカイ!」

序盤はひたすら人々をビックリさせるだけで、だから界賊がサクっと攫ってハカイザーをおびき出す囮にしようなどと考えて、その実それはゼンカイジャーを油断させるための無害なフリで、そしたら界賊が罠に引っかかったってんで本性を現したビックリバコワルドとその作戦を立案したバラシタラによってゾックス絶体絶命!のところへゼンカイジャーが駆け付けて、フリントを救出し、イジルデによって洗脳を強化されたハカイザーがワルド救出に出動し、追いかけきたステイシーと介人がハカイザーを巡って争うといういつも以上に目まぐるしく局面が変わる話でしたが、ブルーンの上半身が吹っ飛んだことが最大の衝撃であった(笑)。

あと寝起きどっきり(笑)。確かにタイトルに「ビックリどっきり」とあるけども、どっきりから「寝起きどっきり」は予想も想像もできない(笑)。さすがにこれは子供たち意味がわからないだろう(笑)。


ゼンカイジャーもツーカイザーも「蓋が閉まらなければ変身できない」ことに気づく悪の組織も気づかれるヒーローと界賊ももはや「すごいですね(いろんな意味で)」と言うしかないんだけどw、それを円になって隣の人が蓋を押さえてやればいい(フォローし合えばいい)と展開したのにはそんな単純な対策でイケるのかwwと笑いながらもちょっと感動してしまったわ。
誰にでも出来る単純なことだけど、みんなでちょっとずつ助け合えば局面を打開する力になり得るんだよねって。

それなのにフォローガン無視で必要以上にキレッキレのガシッガシに踊りまくるゾックスさんマジ悪人・・・(笑)。

このところやたらと輩度が増してると思ってたのは今回のためだったかー。
ゾックスが凶悪モードになるのは“家族”になにかがあった時で、介人はこういうの好きじゃないだろうとはわかっていても強引な手段にでたのは介人のためで、それなのにそのやり方を介人自身に否定されたというのに「わかった」と引き下がるゾックスにとって介人は完全に“身内”になったんです、というオチにはときめかざるを得ないよね。


そんななかでひとりシリアス街道を驀進するステイシーが・・・・・・ヤツデがくれたおやつ券を「すまない」と言って握り潰すさとしが・・・・・・哀れ過ぎてちょっと見てられないレベルになってきてるんだけど・・・・・・。

イジルデが発明したのは異世界間移動ゲートだけ、それ以外は五色田夫妻の発明・研究をパクっただけ、トジルギアを発明したのも五色田夫妻であることが明らかになったけど、トジテンドによる各ワルドの侵略はトジルギアに封印することでなされてきたわけだよね?。つまりトジテンドに支配されている今の現状は見方によっては五色田夫妻のせい、ということにならないか?。
何を目的として創ったのかはわかりませんが、トジルギアはあくまでも「道具」でありそれを「どう使うか」は使う者に責任が発生するわけで、だから悪いのはトジテンドであることは間違いないんだけど、そもそもそんなものを創らなければ今のような状態にはなっていない、ということになるわけで。

そこいらへんの複雑な事情がステイシーを救うことに繋がったりしないだろうか。
今のままじゃステイシーが救われる道がまったく見えなくて、あまりにも辛い。