ああ、好きになったのが「森生」だったのではなく、もともと性的指向が男性ということなのか。それは諦めるしかないわな。
自分は獅子王さんにとって恋愛の対象にはならないことは理解した。
でも諦めるのは無理そう。
かといって友達になるのもちょっと違う。
なので「推し」ます。推し=獅子王さんの幸せを近くで見守ることが私の幸せです。
イズミの言葉は獅子王にとっては救いだろうし(自分は「普通じゃない」と思ってたユキコが黒川の「ユキコさんは俺と違って普通の世界で生きてるじゃないですか」に救われたことと同じ構図なのか)、イズミにも幸せになれる理由がひとつできたわけだから(ユキコと獅子王が同じだとすれば、「引きますよね」を「推しとか引きますよね」と自分のことだと解釈するイズミはやっぱり黒川と似てるんだな)、イズミと獅子王の恋バナとしてはいい落としどころだと言っていいとは思うのですが(獅子王の「想い人」が黒川くんだと知ったときイズミがそれをどう感じるかはちょっと心配ではあるけども、でも獅子王は誰にも言わないんじゃないかな。誰にも言わずにずっと胸に秘めて生きていきそう。それはとても苦しいことだろうけど、獅子王からはそういうロマンを感じる)、だが言っておきたい。イズミに真顔で言いたいのだが、そのポジションは非常に座り心地がいいです。自分に対する実に都合のいい言い訳になります。なので気をつけろ。推しを見守ることで貰える感情はあくまでも「自分を幸せにしてくれるものの『ひとつ』」として扱え。先輩からの忠告だぞ。
ていうかあれですね、確かに獅子王には「ファンサ」を覚えてほしくないですねw。
前回「機は熟した」と宣言した通り、あたりまえに「空ちゃん」呼びしてる青野とそれを咎めない(許したのであろう)けど共稼ぎ云々についてはバッサリ斬って捨てる空ちゃんの関係や、ハチコが目標を持ちそのための努力を始め、花男はハチコの勉強をサポートと、メインキャラだけでなく周囲の人間の変化や成長もちゃんと描いてくれることはうれしいし、今回最も「いいな」と思ったのはユキコ父の描き方(おとうさんと呼ばれる筋合いはないと言われた森生がナチュラルに「誠二さん」呼びしてんの笑ったわw)。
酔った獅子王が森生の顔にあるほくろはどこにあるでしょうと森生クイズを出したことでユキコが傷ついたことを察するもその場ではなにも言わず、その後森生に夢はなにかと聞かれたユキコの「黒川の顔が見たい。ほくろがどこにあるか知らないし」という“本音”を寝たふりしながら聞いていたユキコ父がカメラマンという職業ならではの方法でもって“ぼんやり”でも黒川のほくろをユキコに見せてやり、いつか撮りためた写真を「見る」ことができるようになるかもしれないと父としての「夢」を語り、そして2人の写真を撮ってくれた。カメラマンという設定の活かし方を含め父と娘とその彼氏の物語としてこれはもう完璧と言っていいだろう。
(ユキコには見えないという現実問題は全く無関係なところで)特大パネルにした黒川の寝顔が黒川比としてブサだったところに父ちゃんのまだ残る嫉妬感情がチラ見えるのもいいよねw。
そして次回はユキコの初恋の人・緋山くんが本格登場となりますが、ユキコの気持ちが揺らぐことがないであろうことは確信レベルで思えるけど、問題は黒川の気持ちだよなぁ。
あんなスーツでビシっと決めた爽やか「社会人」に対して自分は・・・と、ユキコさんに相応しいのは自分ではなくああいう男だと、そんなことを考えてしまう黒川が余裕で想像できてしまう。
でもそこで獅子王よね。獅子王の出番よね。森生の目をビシっと覚ましてやる獅子王に「獅子王おまえさいこおおおおおおおおおおお!」って言う準備しておくからねっ!。