『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』第2話

まず11年前に失踪しスーパーボランティア小西さん(佐藤浩市)によって遺体が発見された(つい先日まで生きていた)北條かすみの事件があって、元鑑識官で現在はフリーライターの溝口(永瀬正敏)はずっとその事件を追っていると。
で、オリバーが1話でオレオレ詐欺の受け子探しの道中で発見した拳銃が北條かすみを殺したものであることが線状痕によって明らかとなり、その拳銃には関東明神会に属する渡という組員の指紋がついていたと。
なので一平とオリバーたち狭間県警鑑識課一行は関東明神会に出向くも渡とは現在連絡が取れない状態にあると聞かされ、さらに裸足のチョウスケ(柄本明)から渡のオンナとされる関根ミラの名前を知ることに。
一方溝口は北條かすみの事件について関東明神会の若頭である龍門(松重豊)に接触するも相手にされず、だが龍門は何者かに溝口の扱いについて相談をすると。
で、関根ミラの自宅の前でユキナと溝口がバッティングし、そこへ駆けつけた一平とオリバーと共に話を聞くと、関根ミラは渡ではなく龍門のオンナだと溝口は断言。
その時、一平に関根ミラから連絡が入る。ダークウェブで関根ミラの情報を得たオリバーが関根ミラに一平の名前で送ったメッセージに対する返信であった。
その後、訓練所で寛いでいるオリバーのところへユキナの相棒・ゴールデンレトリバーのラッキーがやってきて、ユキナが何者かに攫われたと告げる。

ここまでの流れとしてはこんなところか。
それから、1話でオリバーがラッキースケベ的な感じで発見した“ブツ”は宗手(瑛太)率いる半グレ集団TMTのもので、関東明神会とは対立関係にあり、TMTは関東明神会をぶっ潰すモードに突入していて、北條かすみを殺した拳銃についても両者の間でなんらかの事情・繋がりがあって、さらにオリバーが“ブツ”を発見した店(のホステス)と裸足のチョウスケ(の仲間)の間にも繋がりがあるらしいと。

表彰式に出席した小西さんが志茂田景樹だったり、スティーブではなくマイケルの染谷将太が喫茶店で液体ぶっぱしてたり、記憶力が良すぎて気持ち悪いマスター(嶋田久作)の店のわんこが可愛すぎたり、あとあと完全なる「コロナ(が収束した)後」の世界であることが明らかになったりと気を取られる描写は多々あるけど、ストーリーとしてはここいらへんを抑えておけばいいのかな。理解できているか自信がないのだけれど。
特に眉毛がM字のマイケルが本筋に関係ないならば初回から超思わせぶりに出てる橋爪功の神々廻も特に関係はない、ということになりやしないかと。


ていうか、こうやって書きだすと別段おかしな話だとは思えないのだけれども実際に見るとあらゆる意味で「おかしい」としか言いようがないのがすごいというかおそろしいというか。
その象徴がオッサン犬、いや犬オッサン?であることだけは間違いないんだけど。


で、これがあと1話で「終わる」のか・・・?。
北條かすみの事件は関東明神会とTMTの抗争の勢いで解明・解決されそうだし、ユキナの件は北條かすみと関係があろうが無関係だろうが一平とオリバーにアシストしてもらいながらラッキーが助けに駆けつければわたし泣いちゃうだろうし、なんだかんだで終わりそうな気はするけど、終わったあとにはスーパーボランティア小西さんを筆頭に、「あれは一体なんだったの・・・?」という疑問が山積みになる予感もしています。