当初は片親だと大変なことがいろいろあるから片親同士でサポートし合えることはやっていこうってなコンセプトでにじやの二階での同居が始まったように記憶してるんだけど(だからシングル親子限定じゃなかったでしたっけ?)、いつの間にか「みんな家族」ってな話(ドラマ)になってて、まあ他人としてサポートし合おうが家族として助け合おうがやってることは同じなんだろうから別にいいかと思いながら見てたんだけど、離れていても家族は家族は結構だけど結局みんなバラバラで暮らすことになるならば「困ったときのサポート」はどうなるんだ?ってな話。
にじやで家族のような人たちと共同生活を送りそれぞれの家族に「帰る(心の)場所」が出来たことで、新たな一歩を踏み出すことができましたと、その象徴が俊平がつくったみどりの絵本の「飛び出す家」ですってことなのは“解る”けど(予算の問題なのか気持ちの問題なのか知らんけど、飛び出す家が夏休みの自由研究レベルのクオリティでなんとも言えない気持ちになりました・・・)、別にいいかと思いながら見てたとは言ったけどそもそもめいくと大地の親子はともかく雫には「パパ」がちゃんといるし、俊平とハルに至っては「みどり」の存在は絶対なわけで、新しい家族の必要性がピンとこないところはあるし、心の家族が出来たからといって片親であることでの現実的な問題解決(サポート)にはならないのでは?と冷めた目線でしか見られない。
なによりにじやから出ていかなければならなくなったことを「子供たちにもちゃんと説明しなくちゃね」の一言だけで済ませ、あとは「蒼ちゃん、ありがとう」と大人だけが盛り上がるという最後まで子供そっちのけだったことにもう一度言うけど冷めまくりであった。
でもにじやでの疑似家族体験は黒崎親子を救ったし、銀治さんが再び家族と暮らせるようになり本物の「跡継ぎ」もできたし、そこは「家族」の物語として良かったと思うよ。
つーかめいくの曲を「プロなんだから1度聞けば覚える」と歌詞まで完璧な平原あーやの歌がめいくのソレとは明らかに「モノが違う」ところがエゲつなくて笑ったわw。