『青天を衝け』第27回「篤太夫、駿府で励む」

町田啓太の土方歳三は最期まで美しかった。
これまで多くの俳優が演じる土方歳三を見てきたけれど、ここまで『美しい』土方歳三はわたしのなかにはいなかった(早乙女太一の土方さんは美しいというよりエロい枠)。

初登場の瞬間から何度もなぜこんなにも美しいのだろうかと思ったものですが、この作品の土方歳三五稜郭で死ぬために存在していたからなんだな。

喜作に対し「お前からは生の匂いがする」と言ったけど(「性の匂いがする」と脳内で変換されたもんで慌てましたが)、「青天を衝け」の土方歳三は、町田啓太の土方歳三は、死神に愛された土方歳三だった。

イケメン大河に相応しい、最高に美しい土方歳三をありがとうございました。
喜作は生きろ!!!。

そしてそんな土方さんと対になったのが川村様だったという驚きよ。
最後まで刀を振るい続けた土方さんと刀を算盤に持ち替えた川村様。

土方さんと喜作の別れ、死を選びそうになるも慟哭しながら生へと走る喜作の姿、そして土方さんの美しすぎる亡骸を見せられたあとで算盤をはじきながらも“その日”だけは手放したはずの刀を傍らに置く川村様の想いを聞かされるとか、泣く以外にわたしができることはない。

はーっ、イケメン大河と呼ばれるに相応しい五稜郭であった。まんぷくまんぞく。


とか思っていたら。
土方歳三の退場に代わり登場した大倉孝二大隈重信と山崎育三郎の伊藤博文が濃い(笑)。
予告でそこに山内圭哉岩倉具視が加わってんのとか絵面が胸やけ(笑)。
このメンツのなかにおディーン五代様とかぜったい狙ってるでしょ(笑)。