渡邊圭祐くんをモデルにして作られた「ケント様」であるわけだから似てるのは当たり前ではあるのでしょうが、空から降ってきて地面に転がって長め前髪の下から顔面が登場した瞬間の「ケント様じゃん！！！！！」感はなかなかのものであった。
ただこういう役こそ『そんじょそこいらにはいないルックス』が必要であるわけで、その点イケメンではあるものの雰囲気含め「似てる」と言われる人が結構いる渡邊くんではさすがに弱いと言わざるを得ないかなー。
だからピークは前髪から顔が見えた瞬間だった。そこからは言葉選ばずに言うけど演技力・表現力がたりないこともあって魅力が一切感じられなかった。
ケント様似の顔以外はいいところが一つもないところから「理想の王子様」に育てていく話であるわけだから、現時点では魅力がなくていいんだよと言われるかもしれませんが、そういうことじゃなくて「原石」としてのきらめきというか可能性みたいなものがわたしには感じられなかったんだよね。
というか、渡邊くんを後押しする立場でこの作品に参加しているのであろうおディーン様が普通に王子様感出してんだけど。あんな茶色のセットアップをナチュラルに着こなしてるゲームクリエイターとかずるすぎでしょ。
当初キャスティングされていた深キョンだったら（ベンチャーの社長には見えないだろうということはさておき）相対的に渡邊くんのキャラももっとそれっぽく「見えた」かもしれないし、最終的に深キョンの主人公と航がくっつくのも深キョンパワーでファンタジーとして成立するかもしれないけど、比嘉ちゃんだとおディーン様とくっつくほうが断然しっくりくる。まだ初回が終わったところでここからいろいろあるし変わっていったりするからってことを踏まえても、それでもやっぱり誰かを選ぶことになるならばおディーン様でしょうよとなっちゃうよこれは。
まあ、後輩のサポートという役割があれどおディーン様が単なる当て馬をやる（やらせる）とは思わないので、起承転結の転で“泉美ちゃん”を裏切ることを期待してるけどさ（その頃には航もちょっとは成長してるだろうから、おディーン様の裏切りキッカケでお互いを意識しあえばいいさ）。
