『ボイスⅡ 110緊急指令室』

日本版を作る契約をした時点で続編の制作込みでの契約だったのだろうか。
とでも考えなければまったく理由が見つけられないまさかの続編ですが、まっすーって情報漏洩してただけでなくはずみとはいえ人を殺したんじゃなかったでしたっけ?。
真木よう子が上に掛け合ってくれたとかサラッと言ってたけど、上に掛け合えるのはせいぜい懲戒免職を依願退職にしてやることぐらいだろうに、普通に刑事続けてるもんだからもしかしてまっすーがヤクザを鉄骨でぶっ刺し殺したのは別のドラマだっけ??と思いつつ公式を確認したら『図らずも父のを脅した犯人の命を奪ってしまったことを連続殺人犯に利用され、樋口を裏切ることになってしまう。事件後、警察官を辞職しようと決めたが、ひかりに慰留され警察に復帰し以下云々』と書いてあって、え?ちょっとまって?図らずも人の命を奪ってしまったことは罪に問われないの?問わなくていいの??と混乱したんだけど、まあいいや(笑)。

それよりなにより前作がネタドラマ好きに愛された理由のひとつは間違いなくカチカチ野郎こと伊勢谷友介の存在にあったと思うのですが、あらゆる意味で伊勢谷を超える「新たな敵」を作ることはできないだろう(不可能とまでは言わないけれど、まず無理だろう)としかわたしには思えず、そういう意味でも「まさかの」続編。

というわけで、今期の敵は通称「白塗り野郎」とのことですが(兄貴「〇〇野郎」以外にあだ名の付け方知らないのかな?)、登場した瞬間「伊勢谷だろ」と判った前作に対し、今期は今のところはまだ判らないな。
誰が演じるにせよカチカチ野郎と同じ方向性の犯人では繰り返すけど伊勢谷を超えることはできないだろうから、新たなアプローチで犯人を作ってほしい。例えばデスプリンスとか。ていうかデスプリンスの仕事ってことでどうかな?タイマーで充分だろうにわざわざドローン飛ばして電池切れがDEATHスイッチだなんて美学を感じるし!。

ていうか、登場した瞬間にわかったと言えば、真木よう子とただならぬ関係にあるらしい現班長のひとですよ。「ああ、このひと初回で死ぬな」とここまではっきりとわかるひとがお手本のような死亡フラグを立てたうえでキッチリ死んでくれると一種の心地よさを覚えるよね。