『#家族募集します』

見る前から「オリンピック期間だからこそ通った企画だろうな」と思ってましたが、まあ、地味だよなってか、また太賀と木村文乃か、という感じであった。ていうか主役誰だよ?と。いやわたしは知ってるけど世間的にはそんな感じでしょ。
でもついこの前まで菅田将暉神木隆之介とガチンコ芝居やってた仲野太賀をこういう役どころで配置するにあたり、その勢いに押されて流されてする役にはむしろ「誰だよ?」ってぐらいのほうが受け入れやすいのかな?(でも番組開始直後に「妻」のことを聞かれて動揺したからといえど焼いてくれていると解ってるお好み焼きを料金を払わず一方的にキャンセルして店を出ようとした時点で主人公に対する好感度はゼロスタートですけどね)。

キャストについてはそんな印象ですが、なんかこれ、不気味じゃない・・・?。

石橋蓮司が太賀の祖父で、店の2階に住むことになった孫がお好み焼き屋を繁盛させるべく頑張る一方で店の運営費とか祖父ちゃんの生活の足しになるんじゃないかと部屋を貸して家賃収入を得ようとしてたところで幼馴染の事情を知り、「困ったときのお隣さん」として活動することを思いつきましたって話ならわかるんだけど、蓮司と太賀って「師匠と弟子」の関係であって、太賀は住み込みで働かせてもらってる立場なんだよね?。それなのに我が物顔で店の2階を使ってて(使おうとしてて)蓮司騙されてない?だいじょうぶ??と思いながら見てたらそのうち「ここで家族を作りたい」とか言い出してて狂気を感じるんだけど。

妻を亡くした主人公の頑張り含めた胸中も、なるべく他人に頼りたくないと肩ひじ張って生きるヒロインの胸中も、こう言っちゃなんだけど目新しいところはないし、この先二人がどんな感じで支えられたり支えたりすることされることを重ねていってどうなるのかも予想できるし、そこはまあ興味はないんだけど、勝手気ままな独身男が弟子という立場でありながら“住み込み先”でひとり親と子供を集めて助け合いましょう!と言い出すような奇妙な物語(人の褌で相撲を取るという言葉が浮かんだ)(ヒロインに初回から「自己満足」と言わせるのも(脚本が)逃げてるというか予防線張ってるというか、そんな印象だし)が、ゴールは見えてるとして(そこについては想像と大きく違うということはないだろう)どんな道筋を辿ってそこに至るのかには興味あるかな。初回の最後に登場した岸井ゆきの親子も「いかにも」なんかありそうだし。


とか思ってたらコロナ感染かよ・・・。
オリンピック期間は放送がないそうなんで、スケジュール的にはそれが吉と出るんじゃないかと思うのですが、感染するようなことをしてそう(そういうタイプ)なイメージがわたしにはあるんで「あーあ」という気分で視聴欲がしぼむわ。