『ラストマン-全盲の捜査官-』第9話

皆実の両親を心太朗の実の父親が殺したとされる縦軸にいよいよ手を突っ込んだと思ったら急にドシリアスになってて戸惑うわ・・・。

泉の父方の祖父と母方の祖父がツルんで悪事を働いててそれを父親が引き継いでるというシンプルなクソ話ってなことのようですが、隠した悪事の一端を暴こうとした孫が死ぬとかまさに因果応報と言うしかないわけで、「自分の命で動いた男が泉を殺して自殺した」と知ったら面の皮が極厚の石橋蓮司の幹事長もさすがに動揺するだろうし、寺尾聡のお祖父ちゃんか、上川隆也の父か森口瑤子の母が「誰のせいで泉が死んだのか」をぶっちゃけて終わりかな。

泉は気の毒ではあるけど皆実と心ちゃんにあれだけ突っ走るなとくぎ刺されたのにわざわざ人気のないところに誘い込んでイキり気味に職質しようとしたら逃げられて追いかけてゴロゴロしての腹グサは自業自得と言わざるを得ないし、ていうかここまで機転が利く感をだしてた吾妻が腹を押さえて泉の名を呼び続けるだけで(それはまあ刺されたのが「泉だから」ってことで納得だけど)、追って駆け付けた皆実は目が見えず救急車を呼ぶために電話が掛けられないってどちらもダメすぎんだけど、これで泉がほんとに死んだら特に吾妻は立ち直れないんじゃなかろうか。


ところで心太朗の実の父(ツダケン)と皆実の母(相武ちゃん)が同じ料亭で働いていたっての、皆実のつくった肉じゃがを心太朗が「懐かしい味」だと言ったのは二人が実は「異父兄弟」である布石だろうと予想してたけど、相武ちゃんと母親とするなら 兄=皆実、弟=心太朗 は無理がありそうなんで料亭の賄いで鎌田が作ってくれた肉じゃがを皆実母が再現したってなところかな。