『青きヴァンパイアの悩み』第7話

八角さんの「強さ」に触発されて?か、ヴァンパイアの先輩たちの言うことを「自分たちはそうは思わない」と静かに、でもきっぱりと否定した葵と蒼でしたが、それならば「追放」と言われてしまい、追放されると具体的になにがどうなるかを知り、岸岡さんの勧めに従い先輩に詫びを入れるも「一週間以内に生娘の血を用意しろ」と追放免除の条件を出され、先輩の言うことに納得はできないものの追放によるデメリットの大きさを考えなんとか努力してみようとする蒼と、「なんで生娘なのかやっぱり理解できない」となおも反発する葵の関係も悪くなってしまう・・・というラス前回の始まりで、蒼は「生娘」を探す道中で常連客たちと出くわし、彼らが昼間(店の外では)なにをしてどんな生活を送っているのかを知り、その夜突如猛烈な飢餓感に襲われ苦しんでいるところに実家に帰るという未亜が「個人的にお別れを言いに」蒼を訪ねてきてしまい、未亜の血を吸いたい衝動を必死で抑えようとしているところで最終回へ続くと。

一方の葵は追放処分を受け入れるつもりなのか(その場合、蒼とは別れるつもり・・・なのかな)物件を見てるときに一人の女性と出会う。麻美と名乗る女性の事情を知った葵は、コロナにより仕事を失った麻美を支配し暴言を吐く夫の元から麻美を連れ出したところで最終回へ続くとなったわけですが、まず葵のほうはこれなんで「生きることに疲れている人妻」なのだろうかと。

最初のエピソードと被ってしまうけど、コロナで職を失った父親から暴力を振るわれている女子高生とか“年上のお姉さん”を相手にしたいのだとしてももうちょっと若めのほうがゆうたろうくんとのバランスというか画面映り(映像の美しさ)よくない?・・・と思いながら見てたんだけど、そっか、それだと「生娘」の可能性があるからか。
「人の血を吸わなきゃ青ヴァンを卒業することができないとして、なぜそれが「生娘」でなければならないのか」ってのは葵にとって絶対の主張であるわけで、最終的に麻美さんの血を吸うにせよ吸わないにせよ、麻美さんが「生娘ではない」ことが葵にも視聴者にも明確である必要があるからなんだね。なるほど納得。

で、蒼のほうは先輩から出された追放免除の条件とは関係なく、ヴァンパイアの本能にいよいよ抗えなくなってきてるみたいで、葵よりも蒼のほうが心配だわぁ・・・。
ていうか9割方ヴァンパイアハンターだと思った未亜は同性愛者(だから生娘)であることが判明したけど、話の筋としては同性愛者だから何?(それ2人の話に関係あります?)としか思えず、じゃあマスターを訪ねてきた目的はなんなのかと。

これまで「そういうものだから」として受け入れてきたことや我慢してきたこと、このドラマではそういうものを先輩ヴァンパイアが出した「条件」として描いているけど、それに反論する葵と、ヴァンパイアとしての本能と戦う蒼という立場からどんな「結末」になるのか、ここまで独自の切り口で楽しませてくれたこの作品が最後にどんな「ニューノーマル」を描いてくれるのか楽しみです。