『青きヴァンパイアの悩み』

桐山漣くん目当てで録画予約を入れました。

コロナが発生して以降、ドラマのなかでどこまでコロナを取り入れるか、もしくはコロナのない世界(の話)とするか、という選択が生まれたわけですが、コロナ以降でわたしが見たドラマのなかでこの作品が最もコロナをナチュラルに織り込んでることにまずびっくり。ヴァンパイアなのにコロナの影響直撃ってと。

れんれんとゆうたろうくん演じる「青ヴァン」(まだ自力で人間を襲い血を吸ったことがないヴァンパイア)は組織から支給される血液にたよって生きているが、組織の本部があるルーマニアはロックダウン中で人がおらず、ゆえに血液を調達できないので支援者が運んでくるわずかな乾燥血液を水で溶いたもので飢えをしのいでいるものの、血液成分が薄くて(薄めすぎて)カルシウムが不足し歯のエナメル質が溶け(なのでほうほうの体で日中歯医者に出向くw)牙も折れてしまう・・・という始まりなんですよねw。

で、なんやかんやで人間の血を吸ってみようよとなるんだけど、ヴァンパイアは人間よりも免疫力が弱いのでコロナに感染してる人間の血を吸うことはできず、感染の有無を確認する手段がない以上襲うのは誰でもいいというわけにはいかないと。
ネットで血液を買おうとするも世界中で相場が何倍にも跳ね上がってて、「給付金10万って言ったよな?」「僕たちはヴァンパイアだからもらえないでしょ」(住民登録してないってことかと)とかね、もうこの時点で妙な説得力があっておもしろい。

そんなこんなで二人は引きこもりだったら感染のリスクは少ないだろうってんで「引きこもりの女子高生」の家庭教師になろうとするところで次回へ続くわけですが、公式を見に行ったら『生き延びるために血を吸おうとするものの、人間として生活をしていた時の記憶や、元来の優しさなどが邪魔してしまい…』とあって、え?人間として生活をしていた時の記憶とか持ってる設定なの!?とコロナ描写とは別の方向に対する興味も俄然沸いてきてですね、これはわたし結構好きかも。

桐山れんれんが「吸血童貞の青きヴァンパイア」ってのはどうだろう?と、むしろれんれんはバンバン人間の、特に女の血を吸ってるバリバリの吸血鬼先輩というイメージだよなーと思っていたわけですが、ギリ、ギリッギリ「青さ」が出せてることもびっくりです。どちらといえばゆうたろうくんのための企画でれんれんは演技面でのサポートを求められての配役ではないかと想像しますが、そういう意味でもこの桐山漣くんはいい仕事をしてくれそうな感じが初回からむんむんなので、これから楽しみ!。



それはそうとですね、桐山漣くんで「東京ゴーストトリップ」を思い出してですね、そこから枠繋がり(同じ枠じゃなかったかもだけど)で「RHプラス」という神吸血鬼ドラマを思い出さずにはいられなくてですね、あれを超える吸血鬼ドラマは未来永劫生まれないだろうなって思ってしまうのです。