『魔進戦隊キラメイジャー』エピソード44「友よ、静かに眠れ」

王族でありながら兄に嫉妬の炎を燃やし悪の組織と手を組み国王である兄を殺し国(星)を滅ぼし、その後も組織の幹部として他の星で悪行を繰り返し、そのなかで甥を伝統行事に乗じて2度も殺そうしたと、こう書くと戦隊史上有数のワルですが、実は誰よりもイメージする力に優れ、伝説の勇者となれる素質があって、そのひらめきの力はレッドと通じ合うほど、世界を救う選ばれし者たるキラメンタルの持ち主であったと。

もうこの時点でいっぱいいっぱいだというのに、自分がなにをされ、どうなって、なにをしたかを思い知り「自分はなんのために生きてきたのか」と絶望しかけたものの、キラメイレッドの言葉を受けて「俺が生きた意味は今ここで生み出す」と力強く言うガルザさんはヨドン皇帝に剣を振るうも壮絶に爆死って、ガルザさんってば最後までほんっとにガルザさん・・・でもこれじゃあわたしにはガルザさんが「生きた意味」がわかりません!なので絶対生きてるに決まってる!!と思いながらの1週間を過ごし44話の放送を迎えたわけですが、期待した通り爆死の瞬間意識をジョーキーに飛ばしてくれてた!!ってところでイヨッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!となるもガルザさんに残された時間はもうないってんで真顔になり、相棒への「ジョーキー、これからはこいつの仲間になれ」で心臓ギュッとなり、

『兄上に会ったら伝えてくれ。生まれ変わったら、今度は仲のいい兄弟になりたい・・・と』

で泣いた。えぐえぐ泣いた。

そんで

『俺が生きた意味は今ここで生み出すってガルザの言葉、俺に想いを繋げるってことだったんだと思う。助けてもらった俺が、しっかり生きることでガルザが生きた意味になるんだ』

ってこれ。ガルザさんの言葉はそういう意味だったのかと、なんかもう完璧すぎの最高すぎでこれ以上なんも言えないじゃない・・・と思いながらドバドバ泣いた。
兄殺しとして登場したガルザさんを見守り続けたこの1年間の最後にこんなにも切なくて、でも誇らしくて、でもでもやっぱり切なすぎる気持ちにさせられるとは。

戻ってきた充瑠(にずっと戦況を伝え続けるファイアってのもよかった!。そのおかげでみんなが頑張ってることがわかったからカナエマストーン探そうと思えた(その余裕があった)という流れに納得しかないし、さらにそれをクラさんが保身目的で確保してたという畳みかけが見事すぎてこれぞキラメイジャー!!だったわー)にまっさきに飛びついて喜びを爆発させる為くんというこれまた1年間の集大成のようなシーンをわたしに見せてくれたのもガルザさんなんだよね。


充瑠が加わり6人+クランチュラ+カナエマストーンフルコンプ!!となれば勝てる気がしなかったヨドン皇帝に勝てる気しかしねえ!!
それもこれもガルザさんが充瑠をキラメイジャーの元に送り届けてくれたから。


ありがとうガルザさん。おつかれさまガルザさん。あとはクラさんに任せて静かに眠ってください。ガルザさんだいすきだよ。