『魔進戦隊キラメイジャー』エピソード29「まぼろしのアタマルド」

充瑠がオラディン王と同じ力を持つこと、オラディン王と同じ思考をして同じ発言をすること、なによりガルザさんがキラメイレッドのなかに兄上を見てしまうのは「オラディン王の精神が充瑠に宿っているから」なのだと思ってここまで見てきたわけですが、そんなことはなかったどころかオラディン王の魂はヨドン皇帝により石板に封じ込められていて、充瑠の「ヒラメキーング」によりオラディン王の魂が救い出されたことで石板は崩壊し、オラディン王の魂はTDCという名のアタマルドにあるミラクルストーンに飛んでいき(蘇ったミラクルストーンによりファイアたちも復活し)、オラディン王は魔進オラディンとして生まれ変わり、さらに「よーし!私も戦っちゃうぞー!」で充瑠と一緒に(同時に)「ヒラメキーーーーーーング!」再びでハコブーと合体してグレイトフルフェニックスになりました!って斜め上すぎて意味わからん(笑)。
そんで戦いの最中に流れでちょろっと息子の宝路に声をかけたものの戦闘終了後は宝路にも、それよりなにより愛娘マブシーナにひとことも言わずにどこかへと飛んでっちゃうとかマジで意味わかんねー!!(笑)。


・・・・・・でもガルザさんが拗らせちゃった理由はわかった気がする(笑)。

いや「(笑)」とかつけたけど、これだけあらゆる意味でなんでもアリな性格・能力が「兄」だなんて、そしてこれまでのガルザさんを見る限りではそんな兄に勝てる要素があるようには思えないわけで、ガルザさんにますます同情してしまうわ・・・ガルザさんは同情なんてごめんだろうけど。


ていうかこれ、兄上が魔進になれるなら弟がなれないってことはないだろうわけで(ていうかこれあれか!宝路がキラメイストーンになったのと変態としては同じヤツか!)、兄上復活により怒り妬み憎しみをさらに増しついに自らも魔進になったガルザさんがジョーキーと合体してグレイトフルフェニックスと対峙するってな展開になるとしか思えず想像だけでクッッッッッッッッソ燃えるんですけど!!。さらに言うとジョーキーと合体した状態でヨドン皇帝を葬ってその力を取り込んだところで(なぜか身体のサイズは元通りの人間サイズになって)超カッコいい新ビジュアルのネオガルザさんになりラスボスとしてキラメイジャーに立ちはだかるところまで想像しちゃう!!!。


とりあえず入ってみた扉の向こうに目の下真っ黒なもう一人の自分がいて、あちらは変身できるのにこちらは変身できない状態でスーツVS素面でバトルという、それ自体は見ごたえあったけど、充瑠以外の戦いがオラディン王の魂を救うこと、ひいては魔進たちを助けることになにひとつ役立ってなかったのは残念だったかなー。王様も充瑠以外眼中にないっぽいし。
まあそこいらへんは魔進オラディンとして共に戦うなかで交流を深めていってくれると思うけど、これまで「いらない」描写がほぼほぼなかったキラメイジャーなので(スーツVS素面をいらないとは言わないけど、今回の話のなかでは「戦っただけ」だったから)今回はちょっと残念度合いが大きかったというか、この先オラディン王が本格的にストーリーに絡んでくるとなると置物状態になっちゃうキャラが出てくるかもなってことはやや心配。