『魔進戦隊キラメイジャー』エピソード42「仁義なき戦い」

あのガルザさんが自らヨドン皇帝の一部になるとはここまで見てきた者としてまったくもって思えないからなんか企んでんだろうとは思ってたけど、これほど見事に下剋上を果たすってのはちょっと予想ができませんでした。
というより、ヨドン皇帝がガルザさんのあんな一撃で消滅したことに驚いたんだけど。

そしてガルザさんの顔色(というか肌色というか石色)が黒いのはオニキスとかヘマタイト的なものなのだろうと思っていたわけですが、元はオラディン王やマブシーナと同じ顔色だったのに、兄への複雑な感情を溜め込んでいくなかで黒く変色してしまった・・・ということなのか。

ていうか、イマジネーションを実体化できるのはオラディン王(と充瑠)だけってな話だけど、想像する力、絵を描きたいと思う気持ちはガルザさんだって、もしかしたら兄・オラディンよりも弟・ガルザのほうが強く持っていたのに、それを実体化することがガルザにはできなかった(その力がなかった)ということならば、なかったならばまだしもあの“黒い影”によって奪われるとか封印されてしまったなんてことなのだとしたらガルザさんにますます同情しちゃうし、ていうかていうか、あのガルザ少年が描いていた必殺技をヨドン皇帝の力を手にしたこのタイミングで披露するとかさあ・・・あの少年がついに夢を実現させたんだなと思うともうガルザさんの応援しかできないじゃんよ・・・。

まさかの「ひらめキーング!」被りにヨドン皇帝を取り込んだガルザさんの『ロードガルザ』姿に「かっこいい!!」と目を輝かせる充瑠って、つまりガルザさんと充瑠はセンスであり感性が同じということなのだろう。ガルザさんはキラメイレッドのなかにオラディンの姿を見て怒りと憎しみと嫉妬を募らせてきたけれど、それに加えておそらくガルザさんはそれに気づいていないのでしょうがキラメイレッドのなかに「かつての自分」がいるからこそ生理的に嫌いだと思ったってことなんじゃないかな。

そしてそんな相手が「ラスボス」ということはないだろう、というか、ガルザさんの厨二センスが爆発してるロードガルザがラスボスとかちょっと厭なんで(笑)、やはりヨドン皇帝はこんなことで死んではいなくって、最後はヨドン皇帝と戦うことになると思うんだけど、そのラストバトルにガルザさんはいるのか、いるにきまってるからそのラストバトルでガルザさんがどんな役割を担うのか、もはやガルザさんのことしか考えられませんっ!!。