『魔進戦隊キラメイジャー』エピソード41「ありのままでいたい」

邪面師を作り出す者として強さだけでなく芸術性を求めたいという独自の美学を持つクランチュラと、美学とかいらない強さだけあればいいという己の主張(というかヨドン皇帝の意向?)を押し付けるヨドンナの対立があって、5分の1を失ったせいか最近のクランチュラが“変わった”とガルザも思うところはあって、邪面師を生み出す創造力が最近思うように働かない自覚がクランチュラ自身にもあって・・・という前振りがあっての史上最強最高の邪面師を生み出した!→猫招き邪面で、やはりそこは瀬奈お嬢様と小夜姉と、猫耳付けさせるなら充瑠ですよねわかります!!と思いながらももうあと残すところ1か月だというのに猫耳回って正気ですか・・・?と、やや複雑な思いを抱きながら見ていたらですね、猫充瑠がクランチュラの服の裾?が気に入って(気になって)付き纏い、その先で行われていたポスター制作現場を奪い取り『創造する喜び』を、『自由に制作する楽しさ』を、クランチュラと猫充瑠が共有する話になるとか斜め上展開すぎてびっくり!!。

そしてちょっと感動したよね。クランチュラが充瑠が描いた絵を見て「お前も俺と同じなんだな」と理解するってところからこの二人をこういう形で結びつけるか!という目から鱗展開に震えたけど、ここでキラメイジャーの力の源(発想力)が目の前で猫になってるキラメイレッドと判明→じゃあここでこいつをやってしまおう! とならなかったのはガルザさんが推察してたように5分の1を失ったからだ(失った5分の1は自ら邪面獣に乗ってたぐらいだし侵略心とか闘争心とかそういうものだったのだろう)という理由がちゃんとあって、自由に絵を描く二人がほんとうに楽しそうで、キラキラしちゃってて、斜め上ではあるけど流れとしてしっかり筋が通ってるんだもん。

だからヨドンナからクランチュラが充瑠を庇い、洗脳を解いたうえで「お前のやるべきことをやれ」と背中を押したその心情が思いっきり理解できちゃうし、そしてそれはヨドン軍の幹部としては許されない裏切り行為であろうことも明白で・・・。

邪面師を造り出せるという唯一無二の存在であろうクランチュラでも問答無用で容赦なく斬り捨てるヨドン皇帝の冷徹さに慄きつつも、みっ水落ちは生存フラグですよね!?まだ望みはあるよね!???と思った直後に即「ガルザが助けてました」という超高速回収されたのには俺の哀しみを返せえええええええ!!となりましたがw、『キラメイにゃーVerの名乗り』に加えこうなったら乗るしかねえとノリノリで猫拳キメる「為にゃん」と「しぐにゃん」もあったし、この期に及んでネタ回とか正気か?と思ったことを謝ります。今回も最高に特濃で面白かった!。

充瑠の「ヒラメキーング!」を筆頭に、クランチュラの仕事とか、オラディンの能力とそれに対するガルザさんの感情と、キラメイジャーという作品の要素として「想像(創造)すること」が根幹にあるのだなということが今回の話で改めて伝わってきたけれど、そのうえでクランチュラを助けたガルザの「目的」とはなんなのか、いよいよ最後まで目が離せないっ!!。