『監察医 朝顔』第3話

種明かしされてみれば「なーんだそういうことだったのか」だった『朝顔先生に頭を拭いてもらう戸次』でしたが、あー放送時期(撮影時期)がズレたことでスケジュールが合わなくなって戸次退場で別の人が係長になるのか残念だなーと思っていたら「異動しませーん!これからも係長でーす!」って、じゃあこのくだり必要ありました??

と思ったんだけど、でも前回ここで終わったことで「え!?なにがどうしてこんなことに!?」とは思ったし今回を楽しみにもしてたんで、戸次好きへのサービスってことでありがたく頂戴しますw。
世話になった翌朝「せめてものお礼」のつもりでパエリアを作り置くという料理上手な一面と同時に鉄板焼きの翌朝にパエリア食べるか普通・・・という有難迷惑感を発揮する山倉係長(今更役名確認したわw)のセカンドシーズン最大の見せ場(メイン回)だったかもしれないしw。

でも今回の話がちょっと中途半端すぎたんで、やっぱり戸次のくだりをやるならその尺で事件の解明をもう一歩踏み込んでほしかったとは思うかなー。

タキシード姿のミイラ死体が見つかり、すわ指名手配犯のものか!?と県警が色めき立つも別人でしたという掴みから、遺体の身元が判明し、でも死因の特定には至らず、朝顔はそれが監察医としての職分を超えていると自覚しつつも父子家庭だった娘のために亡くなった父親のことを調べたいと頼み、なんだかんだ言い訳しつつみんなも協力してくれて、死んでしまった父親が何をしていたのかを突き止め、娘にそれを伝え感謝されましたと、「監察医朝顔」の話としてはこれでいいのかもしれないけど、状況としては『女性と一緒に食事して、そのあと死んでミイラになりました』というもので、なんで死んだかなんであの小屋でミイラになったのかは「不明」でも世間的には『行方不明』状態だったわけでしょ?。じゃあデート相手はどうしてるんだよ?と思っちゃうよねえ。
父親とデート相手がどんな手段で連絡し合っていたのかわからないし、どの程度の付き合いだったかもわからないけど、“いいお付き合い”をしてた普通の人間はその相手と食事を共にした日から連絡が取れなくなったらなんらかのアクションを起こさないか?と思うんだけど。

連絡が取れないことを心配してはいたけれど、相手が知ってるのは父親の連絡先だけで住んでいるところも娘のこともなにも知らず、警察に行こうにも家族でなければ行方不明の届を出すこともできないでいるのかもしれないとか事情を想像することはできるし、もっと言えば相手はなにか悪事を企んでいたのかもしれない。劇中でも描かれていたようにそれを調べるのは警察の仕事であって監察医のすることではないんだよね。だから「死因はわかりませんでしたごめんなさい」で終わってればそこから先を想像するのはそれこそ視聴者の仕事で済むのに、中途半端に「父親は女性とデートしてました」なんてところまで首突っ込ませるからモヤモヤするものが残っちゃう。

今期は2クールになることだし、毎回「いい話」にせずとも突然父親が死んだどころかミイラになってた娘がいる一方で、つぐみちゃんは今日もカワイイって話があってもいいんじゃないかなとわたしは思う。日常ってそういうことじゃん?。