『監察医 朝顔』第6話

ああ、桑原くんが銃を携帯してたのは警察官が襲われ拳銃が奪われる事件が発生したからなのか。神奈川県警だから持ち出せたんだろうとか言ってすまんかった。
で、聖奈を撃った銃はその「奪われた拳銃」になるんだろうけど、警察官が任務中に携帯する銃&銃弾で撃たれた遺体を解剖して入射角(射入痕と射出痕)が解らないなんてことあるのかな?。
それに、解剖で出てこなかったということは弾は頭蓋骨を貫通したんだろうけど、桑原はその場に留まってたんだよね?(通報したのも桑原くんなのか?)。
どれだけ気が動転してたとしてもその辺で誰かが探し物・拾い物してたら気づくと思うのよ。だから誰かが銃弾を回収したってことはないのではないかと思うの。
だとしたら、ひとけのない倉庫街みたいなところに見えるし遮蔽物とかそんなになさそうなもんだけどなんで警察は弾を見つけられないの?。
警官が拳銃を奪われたことに加え(両者の関係性は不明だとしても)刑事が射殺事件を起こしたなんてことになったら大大大問題なわけで、なにがなんでも弾を見つけろという厳命が下って当然だろうに、無能警察なの?(まあ神奈川県警ですから)。

桑原が犯人だと主張してる「桐谷」と朝顔が解剖した「桐谷」は当然別人ってことになるわけで、桐谷が一卵性双生児ってことでもない限り桑原くんに写真でも見せればすぐそれが判るだろうに「桑原が犯人」という前提で取り調べにあたってる監察は確かめようだなんて思わないんだろう。「桐谷」が解剖で射殺事件が発生した(桑原が桐谷の脚を撃った)時刻にはすでに死んでいたという解剖結果から、桑原が嘘をついていると決めつけるんだろうな。

桑原の主張が本当であることを証明するためには、まず桑原が脚を撃った男を見つけることで、それは戸次以下野毛山署の面々がやってくれるとして、でもその男を見つけてもそれが「聖奈を撃ったのは桑原ではない」ということにはならないよね。野毛山署の刑事たちは「桑原はシロ」と信じても監察にとっては桑原の証言の信ぴょう性が少し増す程度だろう。

「桑原はシロ」だと信じるのは法医学教室一同もそうで、桑原くんが撃ったのではないならば遺体は防カメに映っていた「あの瞬間」に撃たれたのではないということになるわけで、じゃあ「正面から頭部を撃たれたのはいつなのか」を調べるためにもう一度解剖して「頭部を撃たれても即死ではなく暫くは生きていた」ということを突き止め(脳を切り出して調べた結果撃たれたのは正面方向からで間違いないなら桑原の前に姿を見せた時点で聖奈はフラフラ状態だったし、正面から頭部を撃たれたのはそれ以前のこと(桑原の前に現れる直前)で、桑原が「桐谷」だと思ってる人物の脚を撃ったのと同時に聖奈が背後に倒れ、頭部を強打したことで脳の状態が悪化+出血し死に至ったということではないかと)、脚を撃たれた桐谷と合わせ技一本で桑原くんの無実が証明されると、野毛山署と法医学教室のみんなで桑原くんをピンチから救いましたってなことになると予想するけど、そこはまあ前シーズンから見続けている者として胸アツではあるけど弾を見つけられないこともだし、解剖で即死ではなかったことを見抜けなかったこともだし、全体的に「無能感」が漂うのは如何ともしがたく・・・。