『仮面ライダーセイバー』第9章「重なり合う、剣士の音色。」

飛羽真と倫太郎と賢人の素面アクションからの変身はかっこよかった。
変身後もセイバーVSカリバーを筆頭にあっちもこっちも迫力とスピード感のある(ように見える)バトルで最後はライダーキックと見ごたえがあった。
刀鍛冶だと思ったら剣士だった大秦寺が変身し「ブレーメンのロックバンド」のライドブック(それどんな話だよww)を装填した途端豹変したスラッシュのキャラもベタだけど嫌いじゃない。


とまあ「特撮ヒーロー番組」としては、というか、セイバーとしては面白い回であったと言えるんだけど、話がつまんないんだよなぁ・・・。

ただの一般人(社会人)である芽依がノーザンベースに出入りを許されているどころかメギドが現れると発光し街の様子を見ることができる本を持たされる(持たせる)理由がわからんし、ストリウスとカリバーがやろうとしていることが「3冊のアルターライドブック、カリバーのジャアクドラゴン、そして剣士たちのワンダーライドブックでアーサーを超える新たな本を作り出そう」としていることも見てるだけじゃわかんないし、セイバーもブレイズもエスパーダも動きを封じこめられピンチってところで大乗寺さんが現れ「満を持して」スラッシュに変身するってのは燃える展開ではあるけど、そのために黒いもよもよしたもので動けなくさせられてんのはなんなのかと思ったら「闇の力」だそうで、なんだそれと思いつつもこれが有効なら毎度闇の力で動けなくさせてライドブック奪える(奪われる)んじゃないの?ってな話だし(でも奪えるなら根こそぎ奪っていけばいいのに必要なライドブックだけしか頂戴しないカリバーさんなのである)。
それでいて各ライダーの掘り下げはTELASAでって言われてもさぁ・・・・・・。

少し前から映画の内容が本編と密接に関わってたり補強する形だったりしてるし、作品全体として本編だけでは完結しない作りになってきてるから配信で補完すること自体は時代の流れとしても受け入れなければならないことなんだろうなとは思うんだけど、それはあくまで本編があってのこと、本編で描き切れなかったもの、だよねえ?。本編がこれだけスッカスカなのに有料媒体で補完しますってのはさすがにどうかと思う。

でもまあスラッシュが変身したことで当初予定されていたライダーは全員揃ったようなので、EDもそれ仕様になったことだしここからが本番、なんならスピンオフと併せてこれまでは序章でここからが本編ってことなのかなと、これからドラマをみっちり描いていきますよ!ってことなのではないかと、そうであってほしいという願いを込めて予想しておくわ。

まずは、カリバーの正体は唐橋充ではなく平山浩行だよね。その二人で濃厚な物語を描いてくれたらこれまでのことはオールチャラやで!。