いやさあ、金をバンバン貢ぎ二条城を抜け出した将軍と蛍デートをする駒に、天皇とサシで碁を打つ東庵ですか。公方様と二人っきりで蚊帳に入って手を握られる（事実上のプロポーズを受ける）駒ですか。
さすがにこれは一線を越えてしまったと言わざるを得ない。
将軍が駒とイチャイチャしてる間に父の弔いを兼ねて御所の塀を修繕し、それを含め帝から直々にお褒めと激励の言葉+戦をする大義名分を頂いたことで承認要求が満たされまくり瞳孔おっぴろげて歓喜に打ち震える信長
阿君丸毒殺の首謀者（指揮官）は三淵（+毒を調達したのは摂津）で確定したことと、大恩ある信長の頼みであっても若狭、ひいては朝倉攻めに加わるつもりは一切ないと、自分はここにいる（から勝手にやれ）と言い切った義昭（を見送った十兵衛のヒクついた顔）
今回はこの2点だけ記憶にとどめておけばいいよね。
帝が信長をべた褒めした（帝が信長に言葉を掛けたところは見せず信長が十兵衛にそう言った、ということなので信長が盛ってる可能性はあると思うけど）背景には東庵の・・・助言？報告？があったとするのがこのドラマの作劇だというのならば、これまでも東庵は各地の大名と碁友達であるということは描かれているので（それにしたって大名と帝じゃ全然違うってかそこ一緒にしちゃダメだろってな話だけど）（ていうか信長が帝に謁見できることが特例だと言っておきながら、その回で東庵が平服で会えてるという描写を入れる意図はなんなのかと）一万歩譲って飲み込むとしても、駒と将軍の話はいらねーだろ。ていうかただ不要ってだけじゃないからね、不快だから。
東庵が帝に告げたことが信長による朝倉攻めの引き金になったように、駒と将軍の関係がなにかの史実に繋がるのだとしても、それでも不愉快なものは不愉快なんですよ。駒のせいで義昭への好感度もダダ下がりですわ。
帰蝶様は相変わらずお美しかった。そして相変わらず信長の決断の背後に帰蝶様の発破あり！であることがわかって嬉しいのだけれど、最も影響を与えるという意味で信長の背後に帰蝶がいるのに対し将軍の背後に駒がいる、という構図になるのか？とか思ってしまってゲンナリする。
なんならここに至ってもまだ「この光秀（十兵衛）」と「この信長」でなにがどうなって本能寺になるのかわからない、というか、考えられないんだけど、まさか義昭の処遇になにかを思う駒の存在がその道筋をつける・・・なんてことになるのか？とまで考えてしまって自分で予想したことだけどはらわた煮えくりかえるんでわたしの予想を裏切ってくれることを心底から期待してます。
まずは予告がめちゃめちゃ面白そうなんで、前回今回でたまりにたまった鬱憤をドバア！と晴らしてくれ！。
