『監察医 朝顔』

死因を解明するまでの経緯、死因が解明したことによる死者の想いの掬い方や残された遺族の感情の落としどころは前作と変わらず(朝顔の主観として)丁寧なんだけどドライでもあり、改めていいドラマだとは思うんだけど、「月9初の2クール」のみならずババンと表示された「文化庁芸術祭参加作品」からくるフジテレビの『これ賭け感』にはやくも辟易・・・。
ただでさえ内容的に月曜日から観たいようなものではないのに(まあわたしは録画視聴組ですが)、朝顔による思わせぶりなモノローグが釣り餌に思えてあんまりいい気持ちにはならないかなぁ・・・。

母親のことについては朝顔の気持ちとしては前作で(ドラマとしての)区切りがついたと思ってるし、初回で“父親の代わり(父親のために)”と単身母親探しをしたこともその一環と捉えるけど、その代わりに「朝顔たち家族の幸せな毎日」が終わってしまうことがわかっていながら見続ける苦しみというと大げさだけど、物語のあちこちで顔を出すのであろう翳りに重い気持ちになるのかと思うと2クールか・・・・・・・・・と思ってしまうかなぁ。

ていうか前作を見てる最中ずーーーーーーっと抱え続けた桑原くんが殉職するんじゃ!?という不安が土砂崩れに巻き込まれるも無事生還したことで解消されたと思ってたのに、選択肢のひとつとして今回もまた殉職に怯えなければならないのだろうか・・・。つぐみの「お姉ちゃんになるには弟が必要」発言はまさかそのフラグなのか・・・?。