『麒麟がくる』第28回「新しき幕府」

戦装束の十兵衛かっこよ!
烏帽子に黒い直垂姿の十兵衛かっこよ!!
職人に混じって材木持ち上げる十兵衛かっこよすぎて浮きまくってる!!!

長年にわたる浪人生活に終止符を打ち将軍様に仕える者として正式に役職者となった途端こんなにも凛々しくなるだなんて、覚悟してはいたけど覚悟の程が追い付かないほどなんですけど!!!!!

周りはさして変わらないのに(特に三淵。藤孝は髪の毛がなくなったり髭が生えたりしてるけど(最初海苔がついてんのかと思ったわw)三淵は登場したときから全く変わらなくって、せめてお召し物ぐらい新調してやれよと思わずにはいられないのだがお金ないんだろうな・・・幕府的にも番組的にも・・・)十兵衛だけが綺麗になりすぎててえげつない・・・。

いきなり始まった本圀寺の変では三好の指揮官を次から次へと仕留めていくスナイパー十兵衛がついに拝めるのかと、いよいよ明智十兵衛光秀の名が世間に知られることになるわー!とテンション上がったのに義昭と地下に隠れて呑気な話を聞いてるだけとかズコッたけど(そのくせ駒に「案ずるな、儂は負けん」とかキメッキメで言ってんのは普通なら笑っちゃうところなのに、やだもう十兵衛カッコいい///ってなっちゃう自分のチョロさがとても悔しい)、素敵な着物姿で藤孝をも驚かせるほどの不正の書類をごっそり集めてましたってんでプラマイゼロ。
あ、でもこれは言っておく。義輝様を見限ったお前が摂津のことをヤイヤイ言うな藤孝!。


ってなわけで全編今後の展開への布石と言っても過言ではないぐらいの回でしたが(でも三好トリオの描写を一切してこなかったから摂津晴門の存在が悪役として唐突に出てきた感は否めないかなー)、やはりアレですよね、信長の「将軍の名前はやっぱ効くわー」発言と、信長による石仏ペチペチとすぐそこに石仏が転がってることに気づかずウッキウキの義昭(とそれを見る十兵衛)ですよね。
前回はこれだけきっぱり家臣になることを断った(将軍を選んだ)十兵衛を、それでも信長が家臣にすることがどんな流れどんな心情でそうなるのか予想がつかないと思ったんだけど(「では今後はそのように扱う」と言ったわりには十兵衛への態度に特別変わったところはないように見えるんだけど、信長のなかで十兵衛の評価が今現在どんなもんなのか全く読めなくて怖いわ・・・)、今回はこれだけ信長に対し違和感なのか不信感なのか、ドン引きしてる十兵衛がどんな理由でもって信長の家臣になるんだろうかと思ってしまった。

「この時点」で十兵衛にこういう顔をさせたことが比叡山の焼き討ちで、信長対義昭でどういう形で消化され昇華されるのか、そしてこの先に本能寺があるのだと思うとワクワクとゾワゾワが交互に押し寄せる。