『危険なビーナス』

確か原作読んだよなーと思って自分の感想を探してみたんだけど、読んだの2017年だったのか。10年ぐらい前だと思ってました(なんでそんな古い作品を今更ドラマ化するんだろう?と思ってました)。
というのも、古臭い印象が残ってるんですよね。世界観ではなく空気感、ノリみたいなものが古いなと感じた記憶があって、だもんで古い作品だと思ってたみたいです。
で、ドラマですけど、やっぱり古臭かった。そういう意味では原作の感じがちゃんと出てると言えるのだろう。

で、これ一応推理モノのつもりで作ってるんじゃないかと思うんだけど、視聴者目線となる主人公コンビがブッキーと吉高ちゃんというIQ低そうな組み合わせなのはわざとなんですかね?。2人ともなんたら家のなかでは「異分子」であるので浮きまくってるのは正解なんだろうけど、それ以前にゆるゆるすぎて緊迫感とか全くないんですけど。

でもまあぼんやりすぎる記憶だけど原作からして別に緊迫感とかなかった気がするし、ていうかミステリーとしてはクソ以外のなにものでもなかった気がするし(主人公が弟の妻にずぶずぶと嵌っていく話のほうが主軸だったかと)、シフォンケーキひとくち食いする聡を横目で愛でつつ、おディーン様と聡がバチバチするところだけちゃんと見ればいいかなー。

あ、でもただ単に若手イケメンが足りないからこの役を作ったのか、それとも物語のなかでなんらかの役割を担わせるためなのか、パトレン1号こと結木滉星くん演じる「使用人兼執事」をわざわざ配置したところには注目したい。