『3年A組―今から皆さんは、人質です―』Day-9

警察やマスコミが包囲してる中、突如校内に現れたガルムフェニックス・・・!はいいとして、生身の人間にガチでキックぶち込むのもいいとして、それが特撮界のレジェンドでありブッキーの先輩スーツアクターであるファイター田中だったこともいいとして、ガルムフェニックスのスーツがあのスポーツバックの中に入ってしまうことにびっくりだよ!!wつーかスーツって単身で脱着できるんだ!?。

逃走ルートがあるらしいんで、ファイター田中さんは職質されることなく(バックの中のスーツを発見されることなく)逃げおおせてくれたと信じてるけど、でも制作会社の社長がこの事件に関与していることは明らかになってしまうだろうし(娘を苦しめた武智が憎いのはわかるし、柊一颯という男に対する純粋な好意もあって協力してやりたいと思ったのでしょうが、でもいざ警察に連行されるところを見てしまうとこんな状態の娘を一人残すことになってまでやらなければならなかったのかと、それはさらに娘を苦しめることになるのではないか?と、そう思ってしまうなぁ・・・)、そしたらブッキーが「次の主役に」と抜擢されるほどのスーツアクターだったことにそれこそ特オタネット民が気づかないはずがなく、このドラマ世界の特撮がこの先どうなってしまうのか心配である。


ブッキーの最後の授業で肝心なところをモノクロ無音にしてわからないようにする演出は賛否両論あるようですが、1話を見終えたところでいくつもの小説が思い浮かんだことを思い出しつつこれは映像でしかできない表現方法だなーと(綾辻行人さんが文字で似たような表現をされることがありますが)、その点では評価していいのではないかと思う反面、真相を知りたいという気持ちの盛り上がりはますます冷めたというか、ブッキーの話を聞いて感情メーター振り切れてる生徒たちの姿に秒速で醒めたよね。だって何言ってるかわからないからなんで泣いてんのかわかんないんだもん。

ブッキーの三回忌で学校に集まって自分たちがいじめてた澪奈の映画鑑賞ってなんか悪趣味じゃない・・・?と思ったし、それぞれの現在を報告し合うのもその内容含め気持ち悪いな・・・と思ってしまったのだけど(SNSを使うなというわけではなく安易に発信するな、想像しろ考えろってのがブッキーの教えではあるけど、それでも「ユーチューバーやってまーす」って人がいたのにはぼんやりしちゃうよねぇ・・・)、武智の口利きで推薦を貰えた陸上部の男子が1年で大学を辞めることなく陸上を続けていること、これだけは知ることができて良かった。