『24 JAPAN』

設定と大まかな流れだけもらった別モノになるだろうと予想していたので初回を見る限りは「リメイク」と言っても許されるぐらい本家に忠実な作りであることに驚きました。
で、本家に忠実なだけに全体的にもっさりしてんなーという印象かな。本家のほうはシリーズ全部観てるけど、シリーズ終盤のイメージが強いからそう思うのであって、本家もシリーズ1の頃はこんなもんだったのかな?とか思ってはみたものの、たぶんもっさりはもっさりだよね。なまじ本家を再現しようとしてるから全てのシーン全ての要素が「いや日本人無理すんな・・・」って気持ちになっちゃう。画面分割とかね。

日本に「CTU」という組織がある時点でリアリティからかけ離れているからそこで“日本らしさ”云々言うのは無意味でしかないんだけど、日本にこんなスタイリッシュ動線のオフィスないだろうに、そこを本家に似せるなら着信音も同じにしてよー!CM前と後のカウントジングルも!。もっさりでもそこさえ同じであればそれだけでちょっとはテンション上がるのに。せめて次回冒頭から「前回までの24」はあって欲しい!。あったらあったで声が違う違和感パねえとか言うかもだけど。

夜中に家を抜け出し男と遊ぶつもりの娘がその直前まで父親とポーカーしてるのはこれから親の目を欺くつもりだからだとしてももう1ゲームやる?と誘うのは違和感だし(父親が誘うも娘が断るならわかるけど)、娘が心配だからって深夜に男親の車に同乗して出かけるし、妻と娘の描写とか普通だったら「ねーよ」となるところですがキムとテリーだと思うと初回から足引っ張る気マンマンですね!となるよねw。唐沢寿明は拷問しそうにないけど『LOVE PAPA』を胸に頑張るのだろうw。


本家では「初の黒人大統領」だったところを日本版では「初の女性総理」にしたのはいいとして、パーマーが狙われたのは単に人種の話ではなく「実は」という理由があったのに対し日本版はどうするつもりなのだろうか。まさかそのまんま「女性だから」という理由にはしないだろうけど(しないよな?)本家のソレを日本版に適用するのはさすがに無理だと思うんでそこはちょっと楽しみ。そこまで見続けられるかわかんないけど・・・。