会見すべくやってきた自分をのぞき見する利政に(本物の信長が来たから言われたとおりに肩をトントンしたのに殿が無反応だからって思いっきり叩くというよりどつく十兵衛w)、ザ・うつけスタイルで瓜をボリボリ食べながらガッツリ目線を送る信長にゾクッとし、舅をじらすだけじらしておいて「帰蝶に見立ててもらった」とバッチリ正装でキメる信長の背後に佐々成政と前田利家が控えた瞬間のテンションたるや!!!!!
あんな顔で大勢引き連れてきた鉄砲隊の実情含め「帰蝶の手の平で転がされてます」とその父親に言う信長も信長だし、この場にいないのに確実にこの会見の真ん中にいる帰蝶も帰蝶だし、池端さんの“信長夫婦に対する強い思い”をまざまざと感じさせられる正徳寺の会見であった。
父親にはほめてもらえなかったけど、義父には認めてもらえた嬉しさがダダ漏れの信長にはホワホワした気持ちになったし、会見を楽しみにしてた甲斐があったわー!。
だから家に帰って心底嬉しそう&楽しそうに「今日の出来事」を母と妻に語る十兵衛が微笑ましいのだけれど(ここでも発揮される煕子の黒さ・・・)、でも義龍との“なんでも言うことを聞く”というあの約束のせいで信長への助力について曖昧なことしか言えず、それでも村木砦の戦いを見学(だよなw)する十兵衛はやっぱりいい顔をしてて、このなんともいえないモヤモヤ感が見ていて苦しい。
ていうか、どこまで意図してのものなのかわかりませんが、この時点での信長と義龍の対比、あまりにもありすぎるその「差」を視聴者としてどう受け止めればいいのやらと思っているのだけれど(今の義龍に「(信長は)まるで自分の若いころのようだ」と聞かせるのは意地悪よなぁ・・・)、突然すぎる母上の死を前にして父に家督を譲れと駆け引きに出て、「譲る」と言わせたことで義龍はついに覚醒したってことでいいのかな?。
あとこのデカい雪斎に「なんとかあと2年もたせてくれ」と言われても説得力がなさすぎるw。