信秀の死と頼芸による利政暗殺未遂により局面がまた大きく変わりそうではありますが(予告でわたしの尾美としのり頼芸様がすごいことになっておった!クッソ楽しみ!!)、とりあえず今回は父上は母上の言いなりという信長は帰蝶にいいように乗せられてるし、十兵衛は煕子の策略にまんまと嵌ってるし、男は馬鹿だなあ。という回であった。とくに後者。史実がどうあれこの作品の煕子の十兵衛とのやりとりは全て女としての計算にしかわたしには見えないのだけど、これわたしが単なる長谷川博己好きだからですか?。
駒→十兵衛様はこれだけ尺を使って描いているのに対し、煕子はまともに出たのは花びら撒いてた初登場回と今回の2回しかないというのに(そのアンバランスさについてはここでは語るまい)(でも朝ドラで子供時代をしっかり描いているのを見ると“幼馴染”としての十兵衛と煕子(十兵衛と高政も)をもうちょい描写してもよかったのではないか?と思ったことは書き残しておく)、わたしのなかでは思いっきり「腹黒」認定されてまして、駒に比べたらほんの僅かと言っていい程度のやりとりしか交わしていないというのにここまで腹黒だと思わされるってなんなんだろうなぁ?。あの石とか明らかに仕込んでますやん。
まあかんっぜんに義輝様に心奪われまくった状態でプロポーズかます十兵衛も十兵衛ですけども。
信長は帰蝶に乗せられてると書きはしましたが、視聴者目線で信秀が帰蝶に言ったのは「信長を頼む」だけだったけど、では帰蝶が信長に言ったことは嘘なのか否か。もし嘘であるならば信長はそれをわかっているのか否か。
これ、帰蝶が沢尻エリカだったらそれこそマクベス夫人のようなシーンだったのではないかと想像するわけで、だから沢尻帰蝶であったならばそれは帰蝶の嘘であり、信長は帰蝶の言葉を「信じた」と思えたのではないかと思うんだよな。でも川口帰蝶だと自分の若いころに似ているから可愛い、尾張は任せたとまでは言わずとも、「信長を頼む」にそれっぽいニュアンスが含まれていて、それをちょっと拡大解釈したというか、ぜんぶがぜんぶ帰蝶の嘘というわけではないのではないか?と、そして信長はそうとわかったうえで、帰蝶の言葉を「真とする」と決めた・・・みたいな感じなのかなーと。そんなふうに思える。
信長の元へ戻るときに(大の字で寝てて笑ったw)なにかを決意したような顔をしたので、おそらく帰蝶は信長のために嘘をついたのだろうと判断しますが、であればもうちょっと強い演技をしてほしかったかなー。
とか思う一方で、帰蝶の嘘が信長にバレるんじゃないかと、そしてスイッチ入って信長マジギレタイムに突入するんじゃないかとハラハラしたし、と同時にこの信長もしかしてガチで喜んじゃってんじゃないの・・・?という気もして、毎度毎度言ってるけど染谷信長ヤバ怖い。
ていうか信長ってコレ今現在18歳とかそれぐらいなんでしょ?それが父親が母親の言いなりで自分のことを蔑ろにするって泣くか?
そりゃ父親が死にかけてて遺言残してるわけだから自分の人生が掛かってるわけで、そこに自分の希望が全く反映されてないときたら泣きたくもなるわ!ってな気持ちはわからんでもないけど、信長の泣きってそういう泣きじゃなかったやん・・・?。どんだけ父の愛に飢えているのかと・・・。
ともあれ、その答え合わせはこれから、この先の信長と帰蝶を見ればわかるだろう。
「母には言えないことでも妻になら言える」という叔父上の発言は、つまり信長と帰蝶のことでもあったんだね。こういうところはやはり上手い。
劇中で「柴田勝家」って名前が出ただけなのに、それが安藤政信だと思うとテンションあがるわー!
でも予告にいた蔵之介秀吉、いやこれめちゃめちゃおっさんですやん・・・。