今回はわたしがマジ見した大河史上一番なんじゃ?ってぐらい体感時間が短くて、義輝の思いを知り雪が積もる帰路で一人涙をそっとぬぐう十兵衛のその指が!うつくしい!!ギャー!!となった直後に画面にうつった「つづく」の文字に、はやっ!!!!!と思いっきり声に出してしまったわ。
ここで義輝に「麒麟」と言わせるかー。
でもそれは流れとしてごく自然で(まあ、宿屋で藤孝とバッタリってのはご都合展開かもだけど、十兵衛あちこちの宿屋で断られたっていってたし、何軒か回った中の一軒に藤孝がいたと考えればいいし、ていうかこういうところで会ってしまうのが二人の「縁」であり「運命」なのよ!と、わたしはそう考えるね!)、これまで十兵衛があちこち出歩いて出会いを重ねてきたことがしっかりとこの場面、将軍とのこの瞬間に結実してて、と同時に光秀が将軍家に仕える下地もしっかりと作ったわけで、非常に見ごたえのある場面であり回でした。
ていうか向井理の義輝イイじゃないか!。この人のなかに「儚さ」という要素は皆無だと思ってましたが、雪がはらはら降るなか自分は無力だと、麒麟がくる道は遠いなと言う義輝は儚さのかたまりで、それでも将軍としての務めを果たすべく必死で己を保とうとするとか、こんなお姿を見ちゃったらそりゃ泣いちゃうよな十兵衛!というしか!むかいりなのに!。
そうは見えませんがこの時の義輝って14.5歳だよね?。この儚さしかない世が世なら男子中学生に「将軍は武士の棟梁であり、その棟梁が争うなと言わなければ世の中は平になどならない」と十兵衛が間接的に熱弁してしまったことが、義輝の最期に繋がるのだとしたらあまりにも切なすぎるけど・・・けどけどめったくそ燃える!!。
これで最期にガチで畳に刀剣コレクションぶっ刺すやつやられちゃったらわたしちょっとヤバイかもしれない。むかいりなのに!!(十兵衛と初めて会った時のあの一瞬で剣の腕を見て取ってたってのはその布石だろうか)(でもむかいりの殺陣が壊滅的であることをわたしは身をもって知っている)。
ヤバイといえばそうですわたしの尾美としのりです。尾美としのりの頼芸さん今回もヤバヤバであった。
豪快に鼻をかみながら登場したかと思ったら、稲葉が義龍の知らんところで利政が自分に取って代わるつもりでいるとチクってきたことをここしかないというタイミングで義龍にバラし「父親を殺すことが出来るのか?」と迫り、頷かせたところで「文を書こう」とは、このひともなかなかどうして一筋縄ではいかない男よのうと思ったのに、そのあとで十兵衛に「金10枚」と言われ「え?(ぽかーーーん)」ってなるのずるすぎる。まあシレっという十兵衛も十兵衛だけどw。
ていうかヤバイといえばこっちよこっち!。頼芸様に繋いでくれたなら「なんでも言うことを聞く」「ん?今なんでもするっていった?なんでも言うこと聞くんだな?」ってやっばい。十兵衛は今ぜったいに言ってはならないことを言いました。言いました!(まえのめりで)。
義龍がこのカードをどこで切ってくるのかわかってしまうのが勿体ない・・・いつどこで義龍が十兵衛を壁ドンしながら「あの時おまえなんでもするって言ったよな?」って言うかわからない状態だったらどれほどいろいろとアレであったかと・・・!。
とわたしの興奮はさておき、十兵衛が義輝にフラグ立ててしまったのならば、義龍に対してもそうってことになる・・・・・・よなぁ。いずれそうなる運命だとしても、ここで義龍に「父を殺す」ための動機であり覚悟を与えるキッカケを作ったのは十兵衛であり、それがこの作品における「事実」になるのか。そう考えると辛いわぁ・・・。
で、十兵衛に「将軍に仲裁してもらおう」というミッションを課した信長夫妻な。「十兵衛、頼んだ!やってくれるよな?な??」ときらっきらの目で並ぶ信長&帰蝶の圧がすごい(笑)。
つーか膝枕で帰蝶の頬を撫でる信長ってだけでもエロいのに(それまでは立膝スタイルだったのに信長が近寄ってくると正座に変えて膝枕のスタンバイする帰蝶が日常茶飯事感というか調教されてる感というか)、そのときの信長の袴のすそがめくれてて太ももがあらわになっててだな、これ信長はぜったい帰蝶が十兵衛に恋心を抱いていたことを察してるうえで、目の前で帰蝶とイチャコラしたら十兵衛はどんな反応するかな?と思ってやったんだとわたしは受け取りましたが、この太ももチラまで計算だとしたら信長マジで恐ろしい・・・!。