俳優やってるクールキャラが頭に万力嵌められるって意味わかんないんですけどwと思ってたのに(前回の「なんでラグビー?」に続いて「なんで万力?」w。モチーフ(ネタ)としてのラグビーは3か月ぐらい遅い感があるとはいえわかるけど、万力に至ってはどっから持ってきたんだよと、締め切りやらなにやら(東映的には玩具縛りですよね、わかりますw)で日々締め付けられてるとか言われても子供全くわかんないだろとw)、蓋開けたら尋常じゃない面白さだった。最初から最後まで物語として過不足なく完璧なる面白さで、面白すぎて動揺しちゃったわ。
やっぱ青メインなら青がフィニッシュ決めてナンボですよね!!(あ、でも前回瀬奈は「からっと日本晴れ!」みたいなフィニッシュ台詞言ってたけど、時雨さんはなかったね?)。
キャラクター紹介(個々人の掘り下げ)を主目的として、前回の瀬奈と同じく時雨にとっての「大事なもの」を守るというより尊重(という言葉を使うほうがしっくりくる)するってな話でしたが、「弱いところを見せたくない(やせ我慢は美学)」という、戦隊という枠組みのなかではともすればマイナスとして描かれる時雨の考え方を、変える(変わる)のではなく貫き通せるように魔進も含め仲間たちが全力でサポートするってところはやっぱり現代的だなと思うんだけど、でもノリは昭和というこのバランスが今回は絶妙すぎ。
情熱大陸かプロフェッショナルかってな時雨の密着番組のなかで「いつか仲間に弱いところを見せられるようになったらその時は自分が強くなれたってことなのかもしれない」ってなことを言わせ、たった1話で時雨の成長をしっかり描く(これ、時雨というキャラクターが最終的にたどり着くんでもおかしくないほどの「答え」だと思うのに、もうそんなこと言っちゃうんだ!?大丈夫!?この先ネタキャラ一直線になる未来しか見えないけど・・・って逆に心配になるけど)ところが戦隊として押えるべきところをしっかり押さえた手堅い脚本だなと思った直後に「変だよねー」と煽る4人とかクソクソッwww。EDでジェッタまで煽っててクソクソッwww。このオチはこれまたイマドキっぽいw。
わたし元からというか基本的に赤よりも青が好きなんだけど、今回は強いて言えば黄色かなぁ・・・(ていうか今年は所謂推しができなそう)と思ってたんですが、時雨さんコレ流ノ介→ハイド→リュウさん→透真の系譜じゃない・・・?わたしの大好物な残念なイケメンブルーどまんなかじゃない・・・?。
えーやだーわたし万力落ちとかやだー(笑)。
それはさておき、これも新しいなと思ったのは怪人と巨大化(ロボ戦)の関係性。前回で「保険」という戦隊らしからぬシステムを投入したことに驚いたけど、邪面師が倒されずとも(保険加入の有無にかかわらず)必要量の闇エナジーが溜まれば邪面獣が出てくることもあるんだね。怪人と巨大化が直接繋がってない戦隊は過去にもあったけど、複数パターンがある戦隊って初めてのような。
で、このまま4人それぞれのメイン回をしつつ、トータルで(為朝のさりげないアシストというか導きを引き金にしつつ)充瑠の発想力、リーダーとしての存在価値であり、他人のキラキラを引き出すことで自身もまたキラキラするんだという充瑠の人間性を描いていくのかと思いきや、2人を終えたところでクリスタリアの話(説明)をしつつ、敵の紹介も始める感じ?。敵がなにをしたいんだかいつまでたってもはっきりとはわからなかった去年のことを思うと、序盤で敵も含めキャラを固め土台説明をしっかりやってくれそうなキラメイジャーは今のところ安心して楽しめます。このままいい意味で手堅く進んでもらいたい。