『仮面ライダージオウ』第25話「アナザージオウ2019」

ああ、ゲイツリバイブは「対ジオウ」用のアイテムだから『ジオウを倒す』という強く明確な意思の元でしか発動しないとして、ジオウ=ソウゴに対してゲイツはどうしてもその覚悟ができないものの「アナザージオウ」相手だったら覚悟上等だと、そういう話なのか。
まだすべてのアナザーライダーが登場したわけではないのに「すべてのアナザーライダーを統べる裏の王」とか言われてもああそうですか・・・ってなもんですが、ゲイツゲイツリバイブを手にしなければ話が進まないというのならそれでいいです。ジオウⅡはすべてのアナザーライダーに対抗できるのに倒したはずのアナザーライダーが再出現したからといってバカ正直にそのライダーのウォッチ使ってんのも使いたいなら使えばいいし。ゲイツゲイツリバイブになるための(そのためのアイテムを生成するための)ミライドウォッチだろうに、アイテム生み出したあとも白ウォズが普通に使ってんのもどうでもいいし。

でもそのアナザージオウが10年前のバス事故でソウゴと共に「生き残った」同い年の少年であると言うなら話は別。別というか、そんな人物がゲイツリバイブ発動の餌で終わっていいのか?ってな話なんだけど。
ソウゴが「王様になる」と言い出したのがいつからなのか知らんけど、『両親を失った後』のことならこのバス事故がソウゴがオーマジオウになる「キッカケ」と言えるし、その時共に生き残ったという因縁の人物が「裏ソウゴ」になってるならば完全にそれが理由じゃん。それなのにそんな人物をポッと出してサクっとゲイツリバイブの獲物にしてしまっていいのかと。

・・・まぁゲイツが自分を倒せる力=ゲイツリバイブになるのは『ソウゴ自身の願い』でありそのためにソウゴ自身が仮面ライダーキカイを生み出しミライドウォッチを創ったわけだから、ソウゴの「対」になる加古川飛流とやらがゲイツに倒されるのもまたソウゴの願いなのだ!ってことでいいけどさ。

これ、ソウゴが恐ろしい力を手に入れたことでこれまで「仲間」であり「友達」であったツクヨミゲイツが離れて行ってしまったという展開中であるわけで、このタイミングで「ソウゴの対となる存在」が現れたということは普通に考えてその人物がオーマジオウになり、実はソウゴこそが救世主だったのだってな話になるところだけど(ゲイツは元々救世主になることに乗り気じゃないし)、そんな話になるなら飛流役にもうちょいパッとしたというかそれっぽい役者を持ってくるだろうから、やっぱりこの人はゲイツリバイブのかませでしかないだろう・・・。

てか、次回でツクヨミがバス事故の時間に行くみたいだけど、ツクヨミのせいでバス事故が起こった・・・なんて展開はさすがにないだろうから(それやったらすごいけどツクヨミのヒロインとしての命はそこで終わる)、ツクヨミの存在がどんな影響を及ぼすのか、楽しみなような怖いような。

しかしアナザーライダーが現れるとゲイツたちと会えるから嬉しいって、それだけこれまで友達がいなかったソウゴ可哀想・・・と受け止めればいいのか、それとも「不謹慎かな」と言いつつも(そう自覚してんのが尚更)そんなことを考えるソウゴはやっぱヤベエと考えればいいのか・・・と思ってたら「そういう魔性なところも好きだよ」という黒ウォズの発言に思考が止まったよね。それ「魔性」って言っちゃうんだ・・・って。