『まんぷく』第22週「きれいごとは通りませんか?」

ええーなんで福子の「夢」のなかに野呂缶を出すのよー。

これまで非常に便利な存在として機能してきた『夢枕に立つ咲姉ちゃん』だけど、それは咲姉ちゃんだから許されていたのであって、たとえ劇中でそれは鈴さんであり福子の「願望」が見せている「夢」であると言及されている(そういう扱いである)としても、咲姉ちゃん以外の人を出してしまったらそれはもう完全に『ネタ』になってしまうだろう。

百歩譲って野呂缶単体で出るならまだわかる。咲姉ちゃんは「夢枕」だけど野呂缶は単なる「夢」ってことで割り切ることができるかもしれない。咲姉ちゃんも野呂缶も「夢は夢」だとしても、そこは一緒にしてほしくないし、「なんでもあり」の質が変わってしまったようでこれにはガッカリですと言わざるを得ない。まぁ予告で見たまんぷくラーメンパクリ缶詰が「夢の話」だったのはホッとしたけど。

それから岡と森本がヤクザ紛いのことしてるのとか萬平さんが完全に闇落ちしてんのは福子がどうにかするだろうとして、タカと神部の夫婦問題、これなんか意味あんのかな?。夫の気持ちが自分と子供よりも萬平さんに向いてることが不安なのはわかるけど、いつみてもメソメソじとじとしてて正直うっとおしい。タカも神部もどっちもどっちとしか思わんし。

で、「このまま引き下がれるか」な猿渡はまんぷく食品が特許とってもお構いなしに「本家・まんぷくラーメン」を売り続けるも裁判すると言われてスゴスゴ引き下がりました・・・で終了なの?。問題はこれで終わったわけではなかったのです・・・って芦田パイセンが言ってるけど、それは「これでまんぷくラーメンの一人勝ちだ!フハハハハハ!」とまるで悪の組織の人のように高笑いする萬平さん(実に落ち着く長谷川博己w)についてであってもうテイコー食品が(作劇上)できることはなにもないもんね。

正味一週間ぐらいの出番でしたかね?短い間だったけどストレートに憎たらしくて、田中哲司さんの猿渡もいい仕事をしてくれました!。