『僕らは奇跡でできている』第4話

わたしこんにゃくは食材として好きですがこんなにも手間暇かけて作られていることは知らなかったので、一輝の「なぜこんにゃくという食べ物が絶滅しなかったのか」という疑問には全力同意。一輝が導き出した「答え」はロマンティック過ぎてどうかと思うけどw(そこがとても一輝らしい)(だからと言ってこんにゃく作りをするかと言えば「しません(キッパリ)」なところもw)。
ていうかちょっと話は違うかもだけどウニとかほやとか最初に食べた(食べようと思った)人間は頭おかしいと思う。試行錯誤の結果蒟蒻芋を食料にできたこともそうだし、人間の「食欲」というものは恐ろしいよなと。
で、今回は動物の話じゃないのかーこんにゃくなのかーとややガッカリしていたら、なんとなんとこんにゃく農家が高橋洋さんじゃないですか!!!。
わたしにとって高橋一生高橋洋の共演はまさに「夢の共演」でして、映像だと夜のせんせい以来ですかね?。洋さんが出演なさることをまったく知らなかったんでそれだけでうれしすぎて飛び上がったし、一生くんと文字通りガッツリ絡む役だったのにはもう全方面にお礼を申し上げたい。
って、洋さんが大学生の親!?兄貴じゃなくて!???と戸惑い、でも洋さんこう見えて46歳だし20代前半で結婚してすぐ子供が出来てればぜんぜんあり得る話なのか・・・と愕然としましたが、でも食卓を囲むシーンではちゃんと「農家のおっさん」に見えて、最終的にやっぱりこの人いい役者さんだよなーとなりました。なんの感想だw。
いやでもいい共演でしたよほんと。石灰投入時の「下がって」×2とか、こんにゃくのすばらしさを熱く熱く語った直後に肉を食う一輝を見て笑っちゃうのとか、翌朝頭を下げあうのとか全部よかった。この先こんにゃく作りを続けるなかで思い悩むことがあるかもしれないけど、そのとききっと一輝の言葉を思い出すだろうし、一輝の言葉が救いになるかもしれない。だとしたらそれは(イノシシを見かけた畑が教え子の実家のものだったことも含め)偶然の出会いから生まれた奇跡だよね。ひとはこういうものによって生かされているのだろう。
絶賛生き苦しい中の育美にも、そういう瞬間が訪れるといいなと思う。正直言って育美のようなタイプの人間は苦手だし、こんにゃく話がぐっさり刺さったにせよそういう言動をしちゃうからダメなんだろうよってなところだけど、一輝が見てる世界に足を踏み入れることはしなくてもそれを視界に入れる(それを受け入れる)ことができただけで、育美は変われるんじゃないかな。