『下町ロケット』第3話

田んぼですってんころりんするわ、極秘扱いの書類を部下に見られるわ、伊丹さんまさかのドジっこかよ!!。
伊丹さんにはどこか「守ってあげたい感」があるとは思ってたけど、こんなにも堂々とそれを見せつけてくるとは伊丹さん・・・やるな!。
って、あの状況で書類の内容を確認する女性社員の視力と文字認識能力すげーな(笑)ってのはそれとして、ギアゴーストが特許権侵害で訴えられるかもしれないことを社員たちは知ってるんだよね?。それをひっくり返す唯一の手段として佃製作所に協力してもらって全部品をチェックしたんだよね?。それなのに会社が佃製作所などという中小企業に買収されるなんてと激オコになるばーちょん柏田はなんなん?。
具体的に15億という金額のことは知らないとしても、あの規模、あの間取りの職場であれば社長が金策に走ってることぐらい察せられるだろう。それをなんとかするために取引企業である「佃製作所」が社を挙げて動いてくれたことにあれだけ感謝してたのに、その佃に買収されるとなったら「上場するという社長の言葉を信じてついてきたのに中小企業に買収されるなんて許せん」ってこいつの人間性どうなってんだよ?っての。てか柏田って技術者だしむしろ島津の能力に惹かれてギアゴーストに入ったんだと思ってたのに、いずれ上場するからと言われたからって、だったら技術者なんかじゃなく佃における殿さんみたいに取引銀行から引き抜かれた財務担当でよかったじゃん。もちろん眼鏡も着用させて。
柏田のキャラがなんでこんなに豹変したかといえばそれは「内部情報を漏らしているのはだれか?」のためであろうわけで、ずいぶん安易な作劇だなぁ・・・。
一応、伊丹が帝国重工で閑職に追いやられるキッカケとなった中尾彬の会社との対比、中尾彬の会社は切れてもロケットバルブという切り札がある佃は切れないという構図はあったものの、今更の信用調査も殿さんがかっこよかっただけで中身スカスカだったし(新社長はロケットを廃止しようとしてるわけだから前回と違って「佃のバルブがなかったらロケット飛ばせない」ってな脅しは通用しないどころかむしろぜひそうしてくださいってなところだろうに、もしかしてピコ太郎は的場社長の意を汲んで(それをあらかじめ伝えられて)乗り込んできたというわけではなかったのか?。じゃあ提出書類一覧に細工したのはなんのためだったんだよと。あのままいけば書類に不備があるってんで取引中止=ロケット飛ばせないってなことになったところが、殿さんが用意しておいた書類が完ぺきだったので問題なしとなって引き続き佃のバルブは採用されますってなことだけど、そういうことになるならば佃娘にカマシ入れたことも含めピコ太郎のキャラが完全にひとりでイキってるだけのアホじゃん?帝国重工が送りこんできた凄腕調査員がこんなんでいいわけ?)、今期はちょっと内容的にお粗末な感じが否めないかなぁ・・・。まぁ我が家的には泥まみれの菊之助さんが拝めただけで満足ですが(そのあと菊之助さんと阿部ちゃんが殿さんちの風呂で背中流しあうことを期待したので、まぁ・・・ほんとうに満足か?と言われたら少々のがっかり感があったことは否定しませんが)。