『僕らは奇跡でできている』第3話

「やらなきゃいけないこと」がたくさんあるということは「いやなこと」がたくさんあるかー。
バリバリ自覚あるけどわたし「あー〇〇やんなきゃー」ってしょっちゅう言ってるんで、ちょっとこう・・・ずーんってなりました。
でも落ち込むまではいかない。そりゃそうなんだけどさ、で終わる。それは正論というか真理を突く相河一輝のキャラクター性、それを演じるのがこの高橋一生だから。一生くん一輝があまりにもファンタジーな存在なので、ズバリ指摘されても濃度というか鋭さがマイルドになるもの。このバランスは火曜21時のドラマとして結構絶妙だと思う。
母親に連絡をしたと嘘をつき、閉園時間になったら猿山に戻ってくると約束したのに絵を描き続ける虹一をただ「良し」とするのではなく、怒る母親や育美の気持ちもちゃんと「わかる」。一輝や虹一の「生きづらさ」と育美や虹一母の「(余裕がなくて)大変な毎日」を並列に描いてるところに誠実さを感じるし、そういうものを描きながらも一輝と虹一の純粋な喜び、楽しさ、その交流は問答無用でほっこりだしね。コンパスを渡したし虹一くんは必ず“約束通り”猿山に戻ってくると信じてはいるもののやっぱり心配だったのか、虹一くんの姿が見えた瞬間の一輝の笑顔がまさに爆裂でよかったわあ。
ていうかゴリラの求愛を模写する高橋一生とか狙いすぎだろありがとうございます。