『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』#35「良い人、悪い人、普通の人」

前回の不穏な引きからのコグレ回ということで、いよいよコグレさんの目的、思惑、抱えているもの、全てでなくともそういったものの一端が描かれるであろうと期待しましたが、えーっとぜんぜん話進んでないよね?。コグレさんが実は身体張って情報収集してることを魁利たちが知り、コグレさんが魁利たちに危険な仕事を任せていることを心苦しく思ってる(だから三人の仕事をなるべくみないようにしている)ってことをノエルを通じ視聴者が知り、その結果コグレさんとルパンレンジャーの距離が縮まった、というだけで、コグレさんが三人をスカウトした理由、何を目的として三人に危険な仕事を任せているのか、その背景については結局なにひとつわからないままで、残り15話ぐらい?まだまだあるっちゃあるけどさ、せっかくのコグレさん回なんだからもうちょいなにがしかの進展があって欲しかったです。
それはそうと、ちょっと!ちょっとちょっと!ギャングラーが存在してるうちは良い子悪い子普通の子に分裂しちゃった人たちをぎゅうぎゅう押し付け合ってひとつにまとめるという物理的手段でもって元に戻すのはまぁわかるとして(いやそれで戻るんだ・・・ではあるけどw)、ギャングラーを倒したのにギャングラーによって分裂させられた人間が元に戻らないって、なにげにかなりの特殊ケースだと思うんだけど。
ルパンレンジャーはコレクションを奪うという最優先事項に加え今後の怪盗活動に必要不可欠な存在としてコグレさんのことしか考えてなかったけど、十数人いたっぽい被害者はぜんぶ警察任せ(で関知しない)って、こういうとこ香村脚本のよくもわるくもドライさが出てるよなぁ。まぁわたしはパトレン派なんで、コグレさんひとりですらこれだけ苦労したってのに(透真がキレ寸ww)(悪いコグレさんを見て心底厭そうだった魁利がアデューしたあとジュレの店内でバリバリだぜ!ってはしゃいでたの、これまでの魁利っぽくない気がしたんだけど、やっぱ前回のことで魁利のなかで何かが変わったんだろうなぁ)それを限られた時間内で十数人分やってのけたパトレンすごい!と受け取るけどね!。
でもパトレン最大の見せ場はロボ戦に巻き込まれそうになるところを見事なハンドルさばきで回避してみせた咲也・・・・・・・・・ではなく、運転席側のドアが開けられないからと助手席を乗り越えて車外に出ようとした咲也に車のドアで金的攻撃される圭一郎先輩でしたが(笑)。これ偶然の産物(NGになるところを面白いからそのまんま使った)なのかな?w。