『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』#47「今の僕にできること」

正体バレ引っ張るなぁ・・・。クリスマス回でまず圭一郎が怪盗の正体=ジュレの三人であることに思い至り、次の回で思い返せば心当たりがありまくるつかさもそれに同意し、そして今回初美花ちゃんへの疑いを晴らそうと思ってた咲也が逆に「初美花ちゃんたちが怪盗である」という証拠をつかんでしまうのかと思ってたんだけど、まだ引っ張るかー。

せっかく「今の僕にできること」というサブタイが付いているというのに初美花を食事に誘い初美花の過去について突っ込んだ質問をすることで「警察が怪盗の正体に気づいた」ということを魁利たちが認識する・・・という結果にしかならなくて、それにより(ルパン側からすればたまたま)通りかかったザミーゴにここでケリをつけると戦いを吹っ掛けることになったという間接的な(作劇においては重要な)理由を作りはしたものの咲也自身は結局なにもできなかった(どころか探りの入れ方が下手すぎることが明らかになってしまった)、ということじゃないか。

そうこうしてたら圭一郎たちの身を守るためにノエルが自らゴーシュに捕われ(ノエルがパトレンに預けるアイテムが結構多くて笑ってしまったわ・・・w)、そんで次回はノエルの命と引き換えに警察のみならず世間に向けて怪盗の正体を明かせ(マスクを外せ)と要求されるんだとしたら、じゃあ咲也の気持ちはどうなっちゃうの?って話だよー。

初美花も初美花で咲也を裏切るのが辛いから今回はギャングラーのところへ行かなくてもいい?って、気持ちはわからなくはないけど随分と日和りましたねーって感じだし。そこで今回はお前来なくていいよと言われるも二人の背中に「やっぱり行く」と、「大事な人を取り戻すためにはなんだってするって誓ったもんね」と、そう言うことを期待したのにタイミングよくザミーゴが現れたからって初美花の今回はパス発言がうやむやというか、なかったことになってしまうのならばわたしはかなりガッカリです。

正体バレをずっと楽しみにしながら見てきたと前回の感想で書いたけど、正体バレ自体が楽しみなのではなく(それも勿論楽しみだけど)正体を知ってしまった警察の三人がそれぞれどう考えどう語りどう動くのか、わたしの興味はそこにあるわけで、だから初美花ちゃんがルパンイエローだったと知った(認めるしかない)咲也に見せ場があるならばそれでいいんだけど、正体バレを引っ張りすぎてここへきてまたもや間延びしてる感じがするのがどうにもこうにも・・・。

正体バレと言えば今回サラッとノエルが「人間じゃない」ことが圭一郎たちの知るところとなったけど、ここが掘り下げられることはない・・・だろうなぁ。まぁわたしは圭一郎が「お前が人間であろうとなかろうと、俺は高尾ノエルという男の正義を信じる」ってなことを言ってくれればそれで充分ですが。

ていうかゴーシュの「ルパンエックスを切り刻みたい」って解剖とか実験とかしたい、ルパンエックスの身体を愉しみたい(意味深w)ってなことだと思ってたのに、ボスの見てる前で処刑したいってなことなの?。デストラさんもそんなこと言ってたけど、ドグラニオ様って“そういうこと”を喜ぶタイプなのかなぁ?。