『仮面ライダージオウ』第4話「ノーコンティニュー2016」

アナザーライダーにされたバスケ選手と戦兎&万丈との間になんの繋がりも関わりもなかったビルド編に対し、エグゼイド編では心臓病の息子の父親に対し「医者」という関わりがあったせいか、見やすさはエグゼイド編>>>>>>>ビルド編だった。
すべきことってのがなんなのかと思ったら息子の側に居てやってほしいと父親を説得することだった永夢に対する心臓病の息子を救うのは医者である永夢(と飛彩)の仕事で息子を救いたい一心でアナザーライダーになった父親を救うのは自分の仕事だと、「この場所に居る全員が大事なひとを助けたいと思ってる!」というソウゴの発言はストンと納得できちゃったし、これによりソウゴの考え方とか立ち位置とか、そういうものがなんとなく理解できたような気がするけど、これがソウゴの言う「王様になりたい」ということなのかどうかまではまだわからん。
しかしですね、2018年では飛彩先生が「もっと早く自分のところに連れてきていれば俺が治してやれたのに」と言っていたものが、2016年に行って永夢と飛彩の病院に行けと言った結果、2018年で息子は元気に父親と笑い合っていた・・・ってのは歴史改変にも程があるけどこれオッケーなんだ?ってことはそれとして(これが許されるならゲイツツクヨミが喪った大切な仲間の死もなかったことにすれば?ってことにならね?)、永夢と飛彩とソウゴという「三人のライダー」がひとつの命、ひとつの家族を救い守ったんだなという気持ちよさはあったけど(でもそもそもの話をするとタイムジャッカーの子が父親をアナザーエグゼイドにしたからこそソウゴを介し飛彩先生に出会えたわけで、結果論を言えばタイムジャッカーのおかげと言えなくもないよねぇ?。1.2話のバスケ選手も本来なら死んでるところを死なずに済んだわけだし、タイムジャッカーと契約することで毎回結果的に状況が好転するってことだとしたら、そこはちょっと皮肉めいてて面白いかも)、だがしかし面白かったかというと「うーーーーーーん・・・・・・・・・」って感じなんだよなぁ。
やっぱり『アナザーライダーはそのライダーの力(ウォッチ)でしか倒せない』という設定が盛り上がりを削ぐことにしかなってないことがその原因の最たるものだよなぁ。共闘することはない(できない)とわかりきってるんでそもそもバトルは盛り上がらんし、ストーリーだって今回のゲイツとか単身で過去に行ってなにするつもりだったん?って話じゃん(同じライダーの力を使わなきゃ倒せないことをこの時点までゲイツが知らなかったということは、ドライブとゴーストのウォッチはソウゴとは違う方法・経路を経て今現在ゲイツが持ってるってことか)。ついでに言うと必殺技がギャグ描写なのも萎える。歴代ライダーの力奪っておいてそれかよって。
あと戦兎はそんなでもなかったけど永夢ですら気分悪いとなると、ソウゴが「巧」「雅人」と名前を呼び捨てにするとかマジ無理としか・・・・・・・。
はっきりと確認したわけじゃないけど、学校の先生に対してはちゃんと敬語で受け答えしてたし、アナザーエグゼイドになった父親のことも「あんた」と「あなた」と呼び分けてたよね?。だから誰に対してもタメ口キャラってわけじゃないと思うの。それなのにたっくんや草加のことを呼び捨てにするんだとしたら、それはもう舐めてる以外のナニモノでもないんで、そこんとこくれぐれもお願いしますよ?。