『義母と娘のブルース』第7話

亜希子さん(義母)はみゆき(娘)のために、みゆき(娘)は亜希子さん(お義母さん)のために、働く背中を見せたいし名の通った大学に入学したいと、お互い相手のことを思ってのことだけどなまじ行動で見せ合おうとしてるせいですれ違ってしまって・・・という「だけ」の話がこんなに面白いなんてなぁ。向かい合って土下座しあう亜希子さんとみゆきってばただの似た者親子じゃないか(笑)。みゆきも反省するとき壁にデコゴンしてたしね(そんなみゆきに「もっと馬鹿になるぞ!」とか言っちゃうヒロキくんww)。
で、ただそれだけの話がここまで面白かった理由の一つとして、亜希子さんに対する麦田、みゆきに対するヒロキくんと、それぞれの受け手がやはり上手いということが挙げられる。
井之脇くんは出番(台詞)が増えた途端俄然「この子うまっ!!」感がすごくって、留年しなきゃならないほどの大病を患ったことによる変化のなかにも子供ヒロキ感をしっかり内包してるし、たけさんは前回は正直イマイチかなーと、物語における役割(立ち位置)もタイプも全く違うから良一さんと比べる必要なんてないけど、良一さんの“代わり”としてはちょっとな・・・ってかハッキリ言っちゃうとこのキャラあんまり好きじゃない・・・とか思ってたんだけど、「いやだからそもそも親子なんでしょ」の一言で印象180度変わったし。むしろ今とても愛おしいし。そうそう、みゆきが“馬鹿”に育った理由をサラっと指摘するヒロキくんもさすがだったわー!(あと川村くんの友井もいいよね。良一さんも笠原さんも田口くんも、みゆきの担任の先生も、このドラマの男性はみんなイイ人で良い男!)。
みゆきと麦田って、自己評価が低いとはちょっと違うのかもだけど、メンタル的に似たところがあると思ったんだよね。そしてみゆきは義母と血の繋がりがないことに劣等感を覚え悩んでて、麦田は血の繋がりがある父親のようにはできないことで悩み諦めかけている、という関係性で、そんな二人が「ブルドーザーのような亜希子さん(岩本さんw)」を介してどう変わっていくのか、どう成長するのかを描くのが第二部になるのかと思ったら『愛死照流』って斜め上すぎんだけどwww。
いや、ウナギで恋に落ちちゃったのはわかるんだけど、コイツこんなことするようなキャラなのかよとw。
これまで散々っぱら言い間違いしておいて、ここでヤンキー感だすのヤメロw。