『義母と娘のブルース』第9話

とにもかくにも今回は「佐藤健すごい」。なんだこの爆発力。綾瀬はるかとの相性の良さは勿論だけど、朝ドラとこのドラマが同時期に放送されてることも含めやっぱ佐藤健ってすごいわホント。
米でパンを作れと言われたらつくる、なんならパンで米つくってもいいとかもうアホすぎてこの子の想い亜希子さんに届け!!と思わずにはいられない。
・・・・・・んだけど、でも良一さんの回想で「こらアカン・・・・・・」となるよなぁ・・・・・・。良一さんの圧倒的ひだまり感に敵わない感(良一さんとの対比)として店長ほんとナイスキャラすぎる。後半開始直後はあんまり好きなタイプじゃないかも・・・だった店長をまさかこんなにも愛おしく思うようになるとは。
ていうか、良一さんと亜希子さんとみゆきの物語であった前半と、良一さんの死後亜希子さんとみゆきの物語になった後半ではドラマのカラーがずいぶんと変わった、なんなら別のドラマのようだという声を(後半開始直後は特に)目にしたことがありますが、次で最終回となる今、良一さんの回想がふっつーーーーーに1つのパーツとして溶け込んでいることに驚きではなく喜びを感じるわぁ。そんなつもりはなくとも麦田のしたアレコレが良一さんと亜希子さんとみゆきにとっての「小さな奇跡」を引き起こしていたのだと劇中で繋がったことがすごく嬉しい。田口くんの恋心がちゃんと終わりを迎えたこともね。超切ないけど!(田口くんが言う社名間違えで中国行きの話は仕事のことだというのになんとなく覚えてる→思い出しました!ってな程度だったのに、良一さんが買った花屋の漢字が間違えていたことははっきりと覚えてるとか、こういうちょっとしたところで亜希子さんの気持ちを描くとこ、このドラマのこういうところがほんと好き)。
・・・・・・んだけど、みゆきはパパと亜希子さんの夫婦としての関係性をその理由含めかなり正確に察することができてはいるようだけど、肝心のところ、パパと亜希子さんの間にはちゃんと「愛情」が育まれていたことをわかってなかったのは残念というか、そうなのかぁ・・・・・・と。麦田が親孝行できるときにしないとと父親の跡を継ぎパン屋になることを決意した“泣いてる母親と子供の姿”、みゆきはじゃああのとき亜希子さんがあれだけ泣きまくっていたことを、あのときの亜希子さんの気持ちをどう考えているのかと思ってしまうところはあるかな。
おそらくヒロキくんが初めての彼氏だろうから、みゆきは今LIKEを日々蓄積してる真っ最中で、良一さんと亜希子さんの間にあったLOVEについては人生の経験値が足りなくてまだ理解できないのだろうとは思うし、たぶん最終回で亜希子さんと良一さんのツーショットもしくはみゆきもいるスリーショット写真が出てきて、それで亜希子さんがみゆきに良一さんへの想いついて、良一さんの娘のみゆきの義母になれたことについて、自分は断じて幸せであった(ある)と語るための前フリだとも思うんで、そのときはダーダー泣かされることになるでしょうがw。
あーでも亜希子さんの気持ちそっちのけで「お前のトーチャンになる!」「店長!」「みゆきのトーチャン!」って盛り上がってるのは(どっちも)さすがの頭の悪さにニヤニヤしたわw。
みゆきと店長が付き合っていると勘違いしてたぐらいだから、亜希子さんが店長のプロポーズにイエスと答えることはないだろうとして、どんな最終回になるのだろうか。楽しみだけどでも終わってほしくないー!。