『グッド・ドクター』第6話

どうなることかと思った父親と湊の話は「金」という救いも希望もないけどキッパリとした方法でもって解決し(院長が見せた書類は更なる無心の抑止として用意したクズ親父にとって都合の悪い“証拠”であろう)(まぁ真のクズだったらそんなことお構いなしにまたタカりにくるだろうけど)、湊の心の問題は院長と夏美の支えと、今回の患者家族と向き合うことで乗り越えることができましたと綺麗に終わって良かった。元にしてるのが韓国ドラマだというし、父親絡みでどれだけ胸糞悪い描写を見せられるのかと思ってたんで。
これまでは独特の観察眼であり行動あり、自閉症の湊だからこそ見えたものできたことによって患者や家族が救われてきたけど、今回は兄を喪った湊の想いが夫であり父親の心に届いたわけで、そういう意味では湊でなくとも成立した話と言えるだろうけど、湊の想いの背景には自閉症であるがゆえに父親に疎まれ続けた時間があるわけで、ちょっと毛色を変えても根幹のところに揺るぎはない。これからいよいよ院長の身体のことや経営方針のこと、あと同僚(浅香)との人間関係といった患者のこと以外の問題が湊に降りかかってきそうだけど、このまんま揺らがず最後まで作りきってもらいたい。