高橋大輔選手とまた呼べる日がくるとは・・・!

このニュースを知った瞬間、頭が真っ白になってなにが起こったのかまったく理解できない(処理能力が働かない)にも関わらず涙がぶわっとこみ上げて、身体が背面からカーッと熱くなって全身がゾクっと震えて、そんでスマホを持とうとしたら手がブルッブル震えて握れませんでした。自分で自分の身体がコントロールできずどうなってんのかわからないという、人生で初めての体験をしたわ。
あーもうどれだけ驚かせてくれるんだこの男は!。
フィギュアスケートという競技が好きだからこそ4年ものブランクがあっての復帰は無謀としか思えないし、4回転時代に高橋大輔の居場所はないだろう。
それぐらい4年の間キャスターとして各大会を見守ってきた大輔自身は誰よりも解ってるだろうわけで、じゃあなぜ32歳の今なにを目指して再び競技の世界に戻ろうとするのだろうか。

4年間のブランクを取り戻すのは想像以上に難しいと思いますが、もう一度、体をいじめ、鍛え直し、引退前に感じることができなかった「やり切った」と思える演技をしたいと思っています。そして何よりも応援してくださる皆様の前で演技できることを楽しみにしています。今後とも応援の程、よろしくお願いいたします。

http://d1sk.com/

「自分はフィギュアスケートが軸にないとダメだな。今後の生活をしていく上で、しっかりしたものを持っていなければ自分らしく過ごせないと思った。上から目線になってしまうけど、今までは『期待に応えたい』という部分で戦っていたけど、これからは『自分自身のために、だれかのためにではなくやりたい』と思った。わがままですけど、自分自身ためにやっていきたい」

「(ここまで)4年間ありましたけど、前半の2年間はまったく現役復帰も浮かんでこなかった。昨年の1年間で『やりきれてなかったのかな』と気づいた。ソチはただただ応援する気持ちでいて、現役に戻っても、そことは勝負できないだろうなと。別次元だった。悔しがったり、喜んだりする姿がいいなと思って、また味わいたいなと、刺激になった。僕も喜びの中で終われたらいいなと」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180701-00000234-sph-spo

ああそうか『自分のため』なんだね。
これまでは世界で戦うために、そこで勝つために、あらゆるものを背負って戦っていた大輔が、4年の間自分と向き合い、今度は自分のために、自分だけのために、競技者としてスケートを滑りたいと言うんだね。これからも生きるために、ちゃんと終わらせたいのだと。
そういうことなら心から応援できる。
それを自己満足とか思い出作りとか、そういうふうに言う人もきっとたくさんいるだろうけど、自己満足だろうが思い出作りだろうが、やっぱりもう一度選手としてリンクに立つ高橋大輔を、その演技を、観ることができることはものすごく嬉しい。高橋大輔の新作競技プロを観ることができることはほんとうに嬉しい。
だから大輔が心から「やり切った」と笑顔で言えるその瞬間まで、わたしは全力で応援するよ!。
フィギュア好き目線としては、大輔が4年前と比べてどの程度まで戻してくるのか、どれくらい仕上げてくるのか(3Aはまずまず飛べてたね)、それが新たなルールのなかでどういう評価になるのかに注目したい。
それからゆづと宇野くんに続く3人目を目指す選手たち、とくに10代の選手たちにどんな影響を及ぼすのかも。
あえて言うけど選手としてはオッサン以外のなにものでもない大輔にそれなりの差をつけられて負けるようじゃ日本男子フィギュア界の未来は明るくないもの。大輔の存在がどれほどの刺激になるかわからないけど、発奮材料になったらいいなと思う。
かといって若い子たちに敵わない大輔を見るのもそれはそれでキツイものがありそうで大輔ファンとしては複雑だったりするわけですが・・・。
大輔が目標とする全日本の最終Gに(草太は大輔と違って世界を目指す選手なのに同一視すんなという意見には同意するとして)それこそ山本草太くんと共に入れたりしたらもーうオウオウ泣いちゃうよねー!。


あとこの流れでなんですが、ケヴィンの現役続行がほんっっっっっっっっっとに嬉しい!
新しい練習環境を得たボーヤンくんとブラウンちゃんがどう成長してくれるのかも楽しみだし、今期がますます楽しみすぎて早くも漏らしそう!w。