『仮面ライダービルド』第41話「ベストマッチの真実」

勝利の法則は決まった→完全体になるまえに(させないで)倒せばいい
これはなるほど納得ですが、完全体になるまえに攻撃して変身解除させたマスター姿のエボルトをなんでみすみす歩いて逃げさせてんの?。エボルトがいつもみたいに消えるってんならそこまでは追えないのだろうと理解できるけど、歩いてその場を去っていきましたよね?。それをボーっと見送るだけとか舐めてんの?。トドメ刺さずに見送ったせいで「最初にスマッシュにされた人物」がエボルトに殺されちゃいましたけど、ある意味戦兎のせいですよねコレ?(「助ける!」と言ったそばから目の前で殺されちゃうとかホントなんなの)。挙句ジーニアスの無効化攻撃を喰らって感情が芽生えたせいで(今まで結構激オコしたりしてた気がするけど、あれ「感情」じゃなかったんですね・・・演技だった・・・とかですか・・?)ハザードレベル上がりましたってなにこの無駄な労力感。
ていうかちょっと待って?。エボルトの歴史を観賞するなかで「これまでスマッシュにさせられたのは全て戦兎や万丈の『関係者』」であったと。だったらきっと「最初にスマッシュにされた人物」もまた自分たちと何か関係のある人物なのではないか?ってんで紗羽さんが例によって“知らないほうがいい方法”でもって戦兎父の研究助手であったと調べてきたってな話だったけど、え?じゃあ戦兎って万丈と出会ったあのときに『初めてスマッシュと戦って倒した(成分をボトルに吸い取った)』ってことなの?。え?戦兎って初回の時点で既に「ヒーロー歴1年」とかじゃなかったでしたっけ?。え?じゃあ記憶を失って万丈と出会う1年の間戦兎はどんな活動をしてたの?。
それから「ベストマッチ」の理由というか成り立ちみたいなことが明らかになりましたが、かたや「美空の好きなもの」でかたや「(宇宙飛行士・石動惣一が思い付きで挙げた)それを破壊するもの」であることはいいとしても「ウサギ」を殺すのに「戦車」持ち出すやつがいるか?と思うわけで(それを言うなら「ゴリラ」を「ダイヤモンド」で倒せるのか?w)、なんでその組み合わせが『ベストマッチ』なのかという肝心なところはわからないまんまだけど、これで説明責任を果たしたつもりなんですかね?。
あとこれはまぁ恋人を殺され仲間を殺されした当人が殺した相手と内心・本心はどうあれギャハギャハ笑いあってくれてんだから外野がぶつぶつぐちぐち言うことでもないのでしょうが、(ファッションセンスがズレてるなんてレベルではなく)服装がおかしいだけなら本人のセンスであり趣味の問題だとして許容できるかもしれないけどゲラゲラ笑ってふざけてるのは反省の気持ちや贖罪の意志があるようには到底見えないよね。万丈とカシラが幻徳にちょっかい出して遊ぶのは(二人の気持ちがそれを許すなら)いいけど幻徳が一緒になってバカ騒ぎするのは違うでしょうよ。前回の感想でも書いたけどわたしはこれを面白いだなんてまったくもって思えませんよ。
あとこれは気持ちの問題かもしれないけれど、葛城巧の父親である葛城忍を「戦兎のお父さん」と呼ぶのがとても気になります。ずっとエボルトに協力してたわけだから葛城巧がエボルトによって桐生戦兎として“作られた”事情も過程も葛城忍はすべて理解してるだろうということはそれとして、葛城忍は葛城巧の父親であって桐生戦兎の父親ではないだろう。というか桐生戦兎に父親なんかいないでしょ。葛城巧を認めず、桐生戦兎が「戻ってきた」という認識のやつらが葛城忍を戦兎のお父さんとして語りあってることがなんだかとても気持ちが悪い。